目次
第1章 新しい実在論の登場 ― 普遍性は実在する
1.意味の場の存在論
新しい実在論とは何か
実在論と多元主義を折衷する
存在神学について
「意味の場」で「存在」を考える
なぜ世界は存在しないのか
2.新しい実存主義
宇宙は世界よりも小さい ― 自然主義とニヒリズム
「私」は脳なのか ― デネットの自然主義
新しい実存主義のマニフェスト ― 精神の自由を擁護する
実存哲学から道徳的実在論へ
3.実在をめぐる論争
相対主義と普遍主義を再考する
現代実在論の混迷
認識論なき存在論の限界
実在をめぐる論争
第2章 構築主義の帰結 ― 普遍性を批判する
1.構築主義の基礎理論
理性への懐疑 ― 『啓蒙の弁証法』
世界のヴァージョンは複数ある
ローティの本質主義批判
2.近代を批判する ― 多様性と相対性
権力と知の共謀
ポストコロニアルとポストモダンの共通点
自己意識の展開
新しい実在論は構築主義を乗り越えているのか
3.絶対他者の否定神学
最も虐げられた者という理念
レヴィナスの現象学批判 ― <私>の理解を超える存在
サバルタンは語ることができるか
神に近づく絶対他者
多様ではあるが、相対的ではない世界
第3章 現象学の原理 ― 普遍認識の条件
1.懐疑から始まる認識問題
認識論のアポリア
懐疑主義の論理 ― プロタゴラスとピュロン主義
デカルトの方法的懐疑
なぜ信念対立は起こるのか
2.現象学的還元 ― <私>に世界はどう現われているのか
形而上学的中立性のテーゼ
自然的態度のなす「一般定立」
エポケーと現象学的還元
現象学は「実在」をどう考えるのか
意識の本質とはなにか ― 志向性
すべての認識の根拠 ― 明証と直観
何のために現象学的還元を遂行するのか
3.本質直観 ― <普遍性>をつるく哲学の方法
事実と本質
事実学と本質学
本質直観の手続き
本質直観の問題
(a)自由変更の循環構造と完了の問題
(b)概念やことがらの本質直観
(c)本質直観の相対性
認識論的正当性
観点相関性
第4章 現象学的言語ゲーム ― 普遍性を創出する
1.一般本質学と超越論的本質学
ハイデッガーのフッサール批判
本質学から形而上学へ ― シェーラーの本質論
超越論的本質学とは何か
差異を相互承認する
相対性を引き受ける
本質を確証する
2.善の原始契約
暴力と言語
フッサールとハーバーマス ― 意識と世界、どちらから始めるのか
認識対象の本質学
プラトンの善のイデア
善と原始契約とは何か
3.現象学的言語ゲーム
他者の現象学 ― モナドのコミュニケーション
ウィトゲンシュタインの言語ゲーム論
家族的類似性とは何か
現象学的言語ゲームの可能性
モナドたちのプラクシス
幸福と自由を守るための<普遍性>
形而上学への誘惑を断ち切る
言語ゲームの外部に立つ絶対他者
<普遍性>の本質とは何か
終章 もう一度、自由を選ぶ
自由を享受することの疲労について
自由であることに幸せを感じない人びと
現代の幸福の類型 ― 「関係性の充足」と「ソロ充の快楽」
自由なき幸福の貧しさ
自由から見放されること
自由の普遍性
文献一覧
あとがき
古本の買取はお任せください。哲学書・学術書・洋書 買取強化実施中
古本 買取・処分 承ります。まずはお問い合わせください。
これから古書・古本買取の売却・買取をご検討中のお客様、Lineアプリ査定がおすすめLineアプリで簡単査定はこちら
これから哲学書・思想書の古書・古本買取の売却・買取をご検討中のお客様、ぜひ当店の買取サービスをご利用してみてください。買取依頼はこちら
これから学術書・専門書の古書、古本の売却・買取をご検討のお客様、ぜひ当店の買取サービスをご利用してみてください。買取依頼はこちら
これから原書・洋書の古書、古本の売却・買取をご検討のお客様、ぜひ当店の買取サービスをご利用してみてください。買取依頼はこちら
コメント