宗教を哲学する 国家は信仰心をどこまで支配できるのか

宗教を哲学する

仲正昌樹 塩野谷恭輔 著
明月堂書店
四六判

目次
1旧統一教会問題をどう考えるか
旧統一教会が自民党を支配しているという幻想
宗教研究者たちの不作為
若者たちが宗教を必要とする理由
ポスト「歴史」と「近代の物語」
左派のうしなわれた「物語」と新興宗教
2困難な時代に宗教と向きあう
政教分離の歴史的な生成について
宗教を理解するということ
デュープロセスの必要
いまの学生たち
マルクス主義からキリスト教へ
アイドル的共同性の秘密
座標なき時代の発信力
善悪をこえたアニメの世界観
3公共的理性と宗教の錯綜
ユートピア主義における「時間の切断」
神道の問題点―ナショナリズムと共同性
宗教と科学は、そもそも対立しない
文化的な特異性と倫理規範のギャップ
4国家と宗教の迷宮
マルクスがやり残した国家と宗教の問題
ナショナリズムの宗教性
陰謀論について
カール・シュミットの政教分離論価
われわれに突き付けられた国家主権価

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