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歌詞 対訳 解説 BWV 249 イースターオラトリオ カンタータ Easter Oratorio

BWV249 <復活祭オラトリオ>

元の楽曲は世俗カンタータのひとつ BWV249a Entfliehet, verschwindet, entweichet, ihr Sorgen
『去れ、消えよ、失せよ、数々の不安よ』:ザクセン=ヴァイセンフェルス侯クリスティアンの誕生日のための羊使いのカンタータ―。4人の羊飼い:ドリス、シルヴィア、メナルカス、ダモエタスのが歌う曲が元になっています。

復活祭オラトリオが演奏されときは、バッハがライプツィヒ聖トーマス教会のカントルに就任して2年目の1975年4月1日。

バッハはお気に入りの曲は何度も改作を重ね、歌詞を変えて別の作品にすることもいくつか試みています。復活祭オラトリオもそのひとつ。

BWV249 Kommt, eilet und laufet, ihr flüchtigen Füße 来い、急げ、走れ、逃げまどう者たちよ

1725年の復活祭(4月1日)に、ライプツィヒで初演。個人的にフィリップ・ヘレヴェッヘ指揮の演奏を感じる。

イエスが復活したという知らせを受けた4人:ヤコブの母マリア(ソプラノ)、マグダラのマリア(アルト)、ペトロ(テノール)、ヨハネ(バス)が物語を進行している。Maria Jacobi (S), Maria Magdalena (A), Petrus (T), Johannes (B)

SINFONIA

ADAGIO

Kommt,eilet und laufet,ihr flüchtigen Füße,
Erreichet die Höhle,die Jesum bedeckt!
Lachen und Scherzen
Begleitet die Herzen,
Denn unser Heil ist auferweckt.

(A)O kalter Männer Sinn!
Wo ist die Liebe hin,
Die ihr dem Heiland schuldig seid?
(S)Ein schwaches Weib muss euch beschämen!
(T)Ach, ein betrübtes Grämen
(B)Und banges Herzeleid
(T&B)Hat mit gesalznen Tränen
Und wehmutsvollem Sehnen
Ihm eine Salbung zugedacht,
(S&A)Die ihr, wie wir, umsonst gemacht.

Seele, deine Spezereien
Sollen nicht mehr Myrrhen sein.
Denn allein
Mit dem Lorbeerkranze prangen,
Stillt dein ängstliches Verlangen.

(T)Hier ist die Gruft
(B)Und hier der Stein,
Der solche zugedeckt.
Wo aber wird mein Heiland sein?
(A)Er ist vom Tode auferweckt!
Wir trafen einen Engel an,
Der hat uns solches kundgetan.
(T)Hier seh ich mit Vergnügen
Das Schweißtuch abgewickelt liegen.

Sanfte soll mein Todeskummer,
Nur ein Schlummer,
Jesu, durch dein Schweißtuch sein.
Ja, das wird mich dort erfrischen
Und die Zähren meiner Pein
Von den Wangen tröstlich wischen.

Indessen seufzen wir
Mit brennender Begier:
Ach, könnt es doch nur bald geschehen,
Den Heiland selbst zu sehen!

Saget, saget mir geschwinde,
Saget, wo ich Jesum finde,
Welchen meine Seele liebt!
Komm doch, komm, umfasse mich;
Denn mein Herz ist ohne dich
Ganz verwaiset und betrübt.

Wir sind erfreut,
Dass unser Jesus wieder lebt,
Und unser Herz,
So erst in Traurigkeit zerflossen und geschwebt
Vergisst den Schmerz
Und sinnt auf Freudenlieder;
Denn unser Heiland lebet wieder.

Preis und Dank
Bleibe, Herr, dein Lobgesang.
Höll und Teufel sind bezwungen,
Ihre Pforten sind zerstört.
Jauchzet, ihr erlösten Zungen,
Dass man es im Himmel hört.
Eröffnet, ihr Himmel, die prächtigen Bogen,
Der Löwe von Juda kommt siegend gezogen!

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