目次
まえがき
凡 例
遺稿一覧
第一部 シェリング自然哲学とカント自然哲学
第一章 カントの自然哲学
序
一 『批判』の成立史と『諸原理』の成立史
二 『諸原理』の課題設定とその問題点
三 ガリレオの運動学とカントの運動学
四 ニュートン派の引力斥力説とカント動力学
五 「動力学総注」における「物質の種差」問題
第二章 化学革命とカント、シェリング
一 化学革命
二 化学革命とカント
三 化学革命とシェリング
第三章 シェリングの自然哲学
一 シェリング自然哲学とそのカント動力学批判
二 世界の活性原理としての「世界霊」
三 カントにおける機械論と目的論
四 世界の活性原理としての「エーテル」
第二部 『オプス・ポストゥムム』 というラビュリントス
第四章 移行プロジェクトとエーテル演繹
序
一 『判断力批判』における「移行」問題
二 『諸原理』動力学と「循環」問題
三 移行プロジェクト
四 Principia mathematicaとPrincipia philosophica
五 エーテル演繹(その一)
六 エーテル演繹(その二)
七 エーテル演繹の問題性
第五章 自然学の可能性
一 「思弁的自然学」としてのシェリング自然哲学
二 自然学の可能性
三 自己触発論から自己措定論へ
四 自然学の体系(断片)
第六章 超越論的観念論と超越論哲学──カントとスピノザ主義
一 批判期カントのスピノザ主義批判(その一)
二 批判期カントのスピノザ主義批判(その二)
三 「スピノチスト」としてのシェリング
四 「超越論的観念論」としてのスピノザ主義
五 超越論哲学体系樹立の試み
六 超越論哲学とスピノザ哲学
七 超越論哲学と自己措定論
あとがき
文献一覧
索 引
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