AIロボット、ドローン、自動運転。シンギュラリティの恐怖も叫ばれる中、いよいよ活気づいてきた人工知能の世界。アメリカではすでにUberによるタクシーの自動運転が実践化されているという。しかし、AIが紛争に使われ、自動運転の事故の責任問題に決着がついていないなどモラルや倫理は追いついていない。我々人類は、人工知能を使いこなすことができるのか?本書は、テクノロジー・ITまで領域横断的に研究を広げる哲学者の著者が【AI×哲学】の視点で、最先端の人工知能研究の大問題を哲学的に解き明かします。人工知能がもたらす〔危険な〕未来を知るための入門書であり、必読書の1冊。([BOOKデータベースより]引用)
■目次
第1章 AI VS正義 ――人工知能に倫理を教えられるか
第2章 AI VS脳 ――人工知能にとって「認知」とは何か?
第3章 AI vs芸術家 人工知能はアートを理解できるか?
第4章 AI vs恋愛 人工知能にとって幸福とは何か?
第5章 AI vs労働者 ロボットは仕事を奪うか?
第6章 AI vs宗教 人工知能は神を信じるか?
第7章 AI vs遺伝子 人工知能は人類を滅ぼすのか?
■項目
・自動運転車が抱えた大問題
・人工知能は善悪の判断ができるか?
・人間中心主義の終わり
・フレーム問題と倫理
・「これが犬だよ」(直示的定義)の難しさ
・ライプニッツの人工知能
・人工知能が美人投票の審査員になった! ?
・人工知能にとっての幸福とは?
・人間は人工知能の奴隷か、主人か?
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