それはAIが時間の本質を決して理解できないから。答えは本書の中に
世界は存在するのか、しないのか。生命とは、人間とは何か――西田幾多郎の哲学は世界のあり方を根源から問う実在論であった。行為的直観、自覚、絶対無の場所、絶対現在、永遠の今、絶対矛盾的自己同一といった西田独自の概念を、生命論を手がかりに考察することを通して西田哲学と一体化しつつ、自身の思索を深化させる池田哲学の真骨頂が展開する。ピュシス(自然)の発する声に耳を傾けた、『福岡伸一、西田哲学を読む』の続編。(引用)
第1章 西田幾多郎の根本的思想――実在、時間、宇宙意識
第2章 西田幾多郎の実在論――アンドロイドはなぜ人間を超えられないのか
第3章 生命と場所――福岡伸一と西田幾多郎
第4章 カントにおける近代科学の論理をどう乗り越えるか
第5章 愛と時――他者問題をめぐる西田幾多郎の思想について
あとがき
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