無知学への招待 明石書店 【哲学 古本 買取対象】

無知学への招待

〈知らないこと〉を問い直す
明石書店
鶴田想人、塚原東吾
発行年月:2025年02月
判型:四六判
ISBN:9784750358956

目次
第Ⅰ部 概論
1 無知学とは何か――その背景と課題[鶴田想人]
 1 無知学とは何か
 2 学術的文脈
 3 いかなる「無知」を扱うか
 4 おわりに――学際化にむけて

2 無知学の過去・現在・未来[ロバート・N・プロクター(鶴田想人・塚原東吾訳)]
 1 若い頃からの関心の展開
 2 無知学への歩み
 3 近年の無知研究について
 4 執筆中の著作
 5 無知学の今後の展望

3 科学史・STSにおける無知[塚原東吾]
 1 科学革命とガリレオ科学
 2 非西欧世界での科学技術
 3 グローバルヒストリーやポピュラー科学史が生み出す無知
 4 STSと無知学――主にブライアン・ウィンの再考と科学コミュニケーションの問題
 5 〈科学批判学〉の要としての無知学・アグノトロジー

第Ⅱ部 キーワード
 1 特定された無知[村瀬泰菜]
 2 意図的な無知/非意図的な無知[鶴田想人]
 3 有徳な無知[岡本隣]
 4 戦略的無知と非知社会学[井口暁]
 5 白人の無知と無知の認識論[大橋一平]
 6 認識的不正義[飯塚理恵]

第Ⅲ部 日本の「無知学」

1 科学の国際性と研究の無害化――1950年代の放射線影響に関する知/無知の形成[飯田香穂里]
 1 はじめに――科学の国際性
 2 米国の科学戦略
 3 放射線と「客観性の呪い」
 4 オオイヌノフグリ変異花の「無害化」
 5 無害化――科学的振る舞いの結果としての無知生産

2 動機としての無知――公害の場合[友澤悠季]
 1 はじめに――公害をめぐる知と無知の緊張関係
 2 知ることを求めてきた公害被害者――足尾銅山鉱煙毒事件から
 3 積極的な無知生産――二つの水俣病事件から
 4 新たな知へ向かう意志、無知へ引き戻す力
 5 おわりに――動き出す無知へ

3 「田んぼ」の真ん中に建てられた基地――沖縄における無知の政治[西山秀史(前田暉一朗・岡井ひかる訳)]
 1 序論
 2 無知の生産を通して空白の空間を記述する
 3 今日における過去の空間的消去――普天間基地をめぐる米国の公式言説
 4 沖縄における無知と脱植民地化への闘争

4 「日本人」特権に起因する無知――日本人性に関する社会科学と無知の認識論の学際研究[佐藤邦政]
 1 はじめに
 2 日本人性とマジョリティ性の交差としての「日本人」特権
 3 無知の本性と分類
 4 日本人特権に起因する無知
 5 結語

第Ⅳ部 「無知」の諸相
 1 無知の権利[村上陽一郎]
 2 古代ギリシア哲学の「不知/無知」[納富信留]
 3 福島原発事故と放射線健康被害の不可視化の構造[柿原泰]
 4 ホロコーストと同性愛者[弓削尚子]
 5 カントの「黒」――合理的作為としての無知が顕わにする〈知〉としての「人種」[小笠原博毅]
 6 民主主義と無知[大竹弘二]
 7 COVID-19パンデミックと無知[美馬達哉]
 8 AIの作り出す無知[直江清隆]
 9 ジャン=ピエール・デュピュイの破局と無知[渡名喜庸哲]
 10 経済学における「自然」の不可視化[桑田学]
 11 ポストトゥルースと「科学否定論」[松村一志]
 12 人間の条件としての無知――ミラン・クンデラと考える[須藤輝彦]
 13 人新世の結果から要因、対策へ――環境問題における無知の構造[野坂しおり]
 14 フランスにおける無知研究の展開[井上雅俊]

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