「嘘をつく」とはどういうことか 筑摩書房 【哲学 古本 買取対象】

「嘘をつく」とはどういうことか

哲学から考える
ちくまプリマー新書 479
筑摩書房
池田喬 
発行年月:2025年01月
判型:新書
ISBN:9784480685094

目次
第一章 噓をつくとは何をすることか
1 噓をつくことと騙すこと――行為と意図
2 言語行為論の枠組みで噓を考える
3 噓をつくことと間違ったことを言うこと――「真」と「信」
4 噓の標準的定義を考える――演技性の導入
5 噓と皮肉の違いとは
6 噓と冗談の違いとは
7 サプライズのための噓――噓でないかもしれない
8 自分に噓をつく――つきたくない噓をつく局面
9 噓に騙す意図は必要ないという説――批判的検討

第二章 噓をつくことはどう悪いのか
1  相手に害を与えるとは――害説の見方
2 心の傷を害として理解できるだろうか――尊重説への道標
3 噓をつくことは自分も苦しめる――害説の別の局面を探る
4 善意の噓――必要ないかもしれない
5 相手に対する尊重を欠くとは――尊重説の見方
6 現実に閉じこもらない――理想を語る哲学

第三章 それでもなぜ噓をつくのか
1 言葉を学ぶためには噓を学ばねばならない
2 噓をつきながら世界で生きる地歩を築く
3 噓の演技性と身体性
4 内面(心)をもつことの実践としての噓
5 正直さとは――心の葛藤と自分を大切にすること
6 自分らしさを求めて――誠実さの倫理

コメント