認知言語学とは何か

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あの先生に聞いてみよう
高橋英光、野村益寛、森 雄一 編集
西村義樹、長谷川明香、松本 曜、早瀬尚子、大橋 浩、長谷部陽一郎、岡田禎之、大堀壽夫、本多 啓 著
2018年5月23日 発売中
くろしお出版

認知言語学とは何か

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これまでの入門概説書・教科書は、道具立てや事例研究の紹介にとどまりがちであり、「認知言語学とは何か」「なぜこんなことを問題にするのか」といった問いに答えようとするものはあまりないように思われる。そのため、認知言語学が全体として何をどのように目指しているのかという問題意識が、学部学生はもちろんのこと、認知言語学を専攻する大学院生にも十分あるとは言いがたいのが現状である。その結果、プロトタイプ、メタファー、イメージ・スキーマといった用語を振り回せば認知言語学になると思われたり、しばしば論文に図が多く含まれることから「お絵描き」言語学のように揶揄されたりすることもある。さらには、「認知言語学者たちは、(中略)自分たちは認知の知られざる部分について何の発見もするつもりのないことを告白すべきであろう」(今井邦彦『言語理論としての語用論』2015年、開拓社、p.180)といった批判も招いている。
こうした現状は、認知言語学の裾野を広げるだけでなく、全体のレベルを上げていく上でも改善、打開する必要がある。このような観点から、認知言語学の基本をひと通り勉強した人なら誰もが抱くような11の疑問について「そうだ、あの先生にきいてみよう! 」というわけで適任の認知言語学者に執筆を依頼して出来上がったのが本書である。

第1章 認知言語学のどこが「認知的」なのだろうか?
西村義樹・長谷川明香 著

第2章 認知言語学の文法観はどこが独自なのだろうか?
野村益寛 著

第3章 認知言語学の意味観はどこが独自なのだろうか?
松本曜 著

第4章 認知言語学は語用論についてどのように考えているのだろうか?
早瀬尚子 著

第5章 レトリックはなぜ認知言語学の問題になるのだろうか?
森雄一 著

第6章 文法化はなぜ認知言語学の問題になるのだろうか?
大橋浩 著

第7章 コーパスを利用することで認知言語学にとって何がわかるだろうか?
長谷部陽一郎 著

第8章 認知言語学は言語普遍性、個別言語の特殊性についてどのように考えているのだろうか?
岡田禎之 著

第9章 認知言語学は言語習得・言語進化についてどのように考えているのだろうか?
大堀壽夫 著

第10章 認知言語学はヒトの認知について何かを明らかにしたのだろうか?
本多啓 著

第11章 認知言語学はどこへ向かうのだろうか?
高橋英光 著

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