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資本主義はなぜ限界なのか 【学術書 古本 買取対象】

資本主義はなぜ限界なのか

脱成長の経済学
ちくま新書 1888
筑摩書房
江原慶 

発行年月:2025年11月
判型:新書
ISBN:9784480077141

目次
第一章 経済学の歴史――経済成長はいかにとらえられてきたか
経済学とはいかなる学問か/近代以前の経済とその変質/ポリティカル・エコノミーの成立/労働の学としてのポリティカル・エコノミー/古典派経済学にとっての「経済成長」/資本蓄積としての経済成長/マクロ経済学の成立

第二章 脱成長とは何か――経済成長概念の限界
経済成長の測り方/家事労働をどう考えるか―経済成長概念の限界①/国民経済という単位―経済成長概念の限界②/脱成長かGNDか/「反成長」でも「ゼロ成長」でもなく、脱成長を/脱成長の経済学としてのマルクス経済学

第三章 高度経済成長の条件――資本・労働・環境
経済成長の三つの条件/日本の高度経済成長/高度経済成長の影としての公害/日本におけるマルクス受容/マルクス経済学の帝国主義論/公害の政治経済学/エントロピーの経済学

第四章 低成長の時代――帝国主義的世界像の瓦解
ニクソンショックとオイルショック/帝国主義のあだ花としての「ジャパン・アズ・ナンバーワン」/情報化と金融化/グローバリゼーション/惑星規模の環境問題/公害の政治経済学の先へ

第五章 惑星の限界――プラネタリー・バウンダリー下での再生産
待ったなしの環境問題―プラネタリー・バウンダリーという考え方/再生産の考え方/再生産の拡大/資源制約と廃棄制約/資源制約が成長を押しとどめる?/廃棄制約は徐々に姿を現す/スループットと廃棄物処理過程を備えた再生産/プラネタリー・レベルの再生産/脱成長の必要性

第六章 脱成長論の基本構造
成長なくして利潤なし?―略奪による蓄積と利潤による蓄積/イノベーションは利潤の源泉ではない/労働力の搾取―労働者は企業に何を売り渡しているのか/「マルクスの基本定理」/二つの脱成長―利潤の追求と成長は別物/脱成長コミュニズム/脱成長市場経済―利潤の使い道をどうするか/脱成長へのルート/フローの社会化と商品の社会化

第七章 企業の価値を問いなおす――脱成長株式市場論
脱成長と株式市場は両立しうるか/株式とは何か/出資と貸付はどう違うか/創業者利得/割引現在価値/株価の理論値/株価はどうやって決まるのか/株式市場のルール/ESGインテグレーション―非財務情報を株価に反映する/成長にはコストがかかる/脱成長インテグレーション

第八章 貨幣の価値を問いなおす――脱成長貨幣論
貨幣の価値はどこからくるのか/貨幣の価値は貨幣の量で決まる?―貨幣数量説/貨幣の価値は国が決める?―表券貨幣説/貨幣の価値は商品の価値に由来する―商品貨幣説/国債に頼る貨幣発行/国債にはなぜ価値があるのか/国はどこまで借金できるのか―国債の上限/金融商品としての国債/経済成長と貨幣価値を切り離す/脱成長貨幣論と財政民主主義

第九章 資本主義の先へ――成熟した社会と脱成長
資本主義の爛熟と社会の成熟/資本主義と利他/利他としての人口問題/実は何も期待されていない経済成長/略奪による蓄積と脱成長市場経済との間で揺れ動く資本主義/脱成長市場経済という橋頭堡

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