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物質と記憶

講談社学術文庫
アンリ・ベルクソン 著
杉山 直樹 訳
講談社
2019年5月11日 発売中

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フランスを代表する哲学者アンリ・ベルクソン(1859-1941年)が残した主著の一つである『物質と記憶』(1896年)については、すでに7種もの日本語訳が作られてきた。そのすべてを凌駕するべく、第一級の研究者が満を持して新たに訳出した本書は、簡にして要を得た「訳者解説」と相俟って、日本語でベルクソン哲学の真髄を伝える、文字どおりの「決定版」である。今後、本書を手にせずしてベルクソンは語れない。(引用)

目次
第七版の序
第一章 表象化のためのイマージュの選別について──身体の役割
第二章 イマージュの再認について──記憶力と脳
第三章 イマージュの残存について──記憶力と精神
第四章 イマージュの限定と固定について──知覚と物質。魂と身体
要約と結論
初版の序
訳者解説

言語と行為

いかにして言葉でものごとを行うか
ジョン・ラングショー・オースティン 著
飯野勝己 訳
講談社学術文庫
2019年1月12日 発売

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本書で提示された理論は「言語行為論(speech act theory)」と呼ばれる。従来の言語論は、命題の真偽を問題にしてきた。それに対してオースティンは、言葉はただ事実を記述するだけでなく、言葉を語ることがそのまま行為をすることになるケースがある、と言う。例えば、「約束する」と発話することは「約束」という行為を行うことである。ここにある「確認的(コンスタティヴ)」と「遂行的(パフォーマティヴ)」の区別は、以降の哲学に不可逆的な影響を与えた。(引用)

第I講 〔遂行体と確認体〕
第II講 〔適切な遂行体のための諸条件〕
第III講 〔不適切さ──不発〕
第IV講 〔不適切さ──悪用〕
第V講 〔遂行体の条件として考えうるもの〕
第VI講 〔明示的な遂行体〕
第VII講 〔明示的な遂行的動詞〕
第VIII講 〔発語行為、発語内行為、発語媒介行為〕
第IX講 〔発語内行為と発語媒介行為の区別〕
第X講 〔「……と言うことにおいて」対「……と言うことによって」〕
第XI講 〔言明、遂行体、発語内の力〕
第XII講 〔発語内の力の分類〕

小学生のための正書法辞典

ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン 著
丘沢静也、荻原耕平 翻訳
講談社学術文庫

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ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン(1889-1951年)が生前に公刊した著書は、たった2冊である。1冊は『論理哲学論考』(1922年)、残る1冊はその4年後に刊行されている。それが『小学生のための正書法辞典』(1926年)であり、本書はその本邦初訳となる記念碑的訳業である。よく知られているように、ヴィトゲンシュタインは『論理哲学論考』を完成させたことで、哲学の問題はすべて解決されたと確信した。それゆえ、哲学から卒業して転身しようと思いつく。第一次世界大戦に従軍したあとに彼が選んだ道は、小学校の教師だった。

目次
小学生のための正書法辞典
序 文
本 文
解 説