ヒューム 因果と自然

ヒューム 因果と自然

ヒューム 因果と自然
萬屋博喜 著
勁草書房
2018年3月16日発売中
ヒュームの因果論では、因果関係をめぐる意味論的考察、心理学的考察、認識論的考察の三つが複雑に交錯している。本書ではこの関係を整理して議論の構造を包括的に捉えることで、ヒュームが因果関係を理解するという人間の実践の相において因果関係を解明し、人間の自然本性に根差した科学的探究の論理を構築しようとしていたことを明らかにする。
ヒュームの因果論は、正しく評価されてきただろうか?誤解や偏見を丁寧に解きほぐし、意味論的考察、心理学的考察、認識論的考察が複雑に交錯する議論の構造を包括的に捉えることで、綿密なテクスト読解によってその実像に迫る。

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第一章 合理性と帰納推論
1 帰納の問題と整合性問題
2 帰納推理と帰納推論
3 帰納推理と整合性問題
4 帰納推理の正当化
5 本章のまとめ

第二章 蓋然性と帰納推論
1 ヒュームによる蓋然性の種類の区別
2 蓋然性と確率
3 主観的ベイズ主義解釈
4 客観的ベイズ主義解釈
5 帰納推論の心理学的考察が意味するもの
6 帰納推論の正当化
7 本章のまとめ

第三章 因果性と意味理解
1 ニュー・ヒューム論争の発端
2 懐疑的実在論解釈
3 準実在論解釈
4 意味に関するヒュームの見解
5 準実在論解釈の再検討
6 本章のまとめ

第四章 必然性と精神の被決定性
1 問題設定
2 錯誤説解釈
3 表出説解釈
4 本章のまとめ

第五章 法則性と偶然的規則性
1 偶然的規則性の問題
2 ビーチャムとローゼンバーグの解釈
3 ギャレットの解釈
4 本章のまとめ

第六章 確実性と懐疑論
1 理性に関する懐疑論
2 探究に関する懐疑論
3 探究の「論理」と感情の「論理」
4 本章のまとめ

書物復権・共同復刊 2018年第22回

書物復権・共同復刊 2018年第22回

書物復権・共同復刊 2018年第22回

10社の出版社により実施している「書物復権」

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■岩波書店

■東京大学出版会

■未來社

■紀伊國屋書店

■白水社

■吉川弘文館

■勁草書房

■法政大学出版局

■青土社

■みすず書房

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復刊の候補書籍から、リクエストの結果を受け発行出版社の判断により、復刊実施書目を決定しています。

今年は既にリクエストの応募期間が過ぎてしまいましたが、各社の復刊書目をお知らせできたらと思います。

 

■みすず書房

・書物復権2018のみすず書房の復刊書目を次のように決定いたしました。

  • 『スピノザ エチカ抄』佐藤一郎編訳[新装版](予価3,672円(本体3,400円))
  • 『アーレント=ハイデガー往復書簡 1925-1975』ルッツ編 大島かおり・木田元訳[新装版](予価6,912円(本体6,400円))
  • C・レヴィ=ストロース『生のものと火を通したもの 神話論理 I』早水洋太郎訳(予価8,640円(本体8,000円))
  • 戸谷由麻『東京裁判――第二次大戦後の法と正義の追求』[新装版](予価5,940円(本体5,500円))

 

今後、各社の書物復権2018の復刊書目がわかりましたらお知らせしていきたいと思います。