新宿西口古本まつり

新宿西口古本まつり

開催:2018年6月25日~6月/30日まで
時間:8時~21時
場所:新宿駅西口地下各線改札口 イベントコーナー
西口地下から都庁へ向かう途中にある広場です。A1、A2の区間にて開催中です。

今回で32回目を迎えます。
ぜひお立ち寄りください。

衣料品・日用品・雑貨などを販売し、売上金の一部を寄付するものです。寄付金は(社福)東京都社会福祉協議会 東京善意銀行を通じて、都内の社会福祉施設等で、車いすや自動車、文房具、パソコン等必要とする物品の購入費用等として役立てられます。

※最終日30日は16時で終了いたします。

真実について

真実について

ハリー・G・フランクファート 著
山形 浩生 訳
2018年6月22日 発売中
亜紀書房

真実について
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嘘をつく人間はより巧妙にそれを隠すためにも真実を知っている必要がある。しかしウンコな論者は独り自分の意図した通りに話を進められればそれでよく、本当のことには用がない。だからこそフランクファートはこう述べている。「ウンコな議論は真実にとって嘘以上に手強い敵なのである」

世にあふれる屁理屈、その場しのぎの言説が持つ「真実」への軽視を痛烈に批判した、『ウンコな議論』の著者による「真実」の復権とその「使いみち」について。

「ポスト真実」の時代に、立ち止まってきちんと考えてみよう。

「そんないまだからこそ、本書でのフランクファートの主張も改めて重要性を持つ。真実や事実は、明らかに軽視されつつある。そして、その言い訳はいろいろあるだろう。ソーシャルメディアのエコーチェンバーが悪いとか、偏向したフェイクニュースメディアが悪いとか。あるいは各種分野が専門化しすぎていて、とてもすべてを理解したりはできないとか。でも、それは基本は愚痴のたぐいでしかない。(中略)それにこれまでだって、事実や真実を見つけ出し、理解するのはとてもむずかしく手間のかかることだった。その困難を乗り越えて、人々はこれまで真実や事実を見極め、積み重ねてきたのだ。それを止めてはいけない。ぼくたちは改めて、事実とか真実を重視しなくてはならない理由を、きちんと考えねばならないのだ」(引用)

21世紀の言語学

21世紀の言語学

言語研究の新たな飛躍へ
ノーム・チョムスキー 著
今井隆、斎藤伸治 編訳 岸浩介、奥脇奈津美、澤崎宏一、安原和也
ひつじ書房

21世紀の言語学

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ノーム・チョムスキーによる本邦初出初訳、書き下ろしの2つの章を含む、言語研究の指針となるべき注目の書。「言語とは何か?」から出発し、第1部は生成言語学における言語研究の現在の動向と将来の展望を示す4つの章から成る。また第2部は、生成言語学の関連領域の現在とその発展に関して厳選したテーマの4つの章から構成される。これからの言語研究における必携書。(引用)

I 生成言語学の発展
第1章 言語とは何か
ノーム・チョムスキー(斎藤伸治訳)

第2章 最小計算と言語の基本構成
ノーム・チョムスキー(今井隆・斎藤珠代訳)

第3章 ミニマリスト統語論 岸浩介
統語部門の位置づけ:音と意味をつなぐ計算部門
ミニマリスト統語論の枠組み
文の生成過程
単文の派生
A移動の派生
Aバー移動の派生
フェイズ不可侵性条件
統語操作のまとめ
感覚・運動システムと概念・意図システムでの計算
投射とラベル決定アルゴリズム
おわりに:今後の展望

II 生成言語学の関連領域

第4章 母語獲得と第二言語習得 奥脇奈津美
言語獲得研究の動向
母語獲得と第二言語習得における類似点と相違点
内的・外的に導かれる言語獲得
最近の動向
まとめ
言語の生得性を重視する立場
言語獲得における「刺激の貧困」
肯定証拠と否定証拠
成人文法と幼児文法が異なることへの説明
まとめ
言語入力の役割を重視する立場
用法基盤アプローチ
言語入力の質と量に関する議論
生得要因と環境要因
まとめ
英語冠詞の獲得
英語の冠詞
母語獲得
第二言語習得
第二言語知識のソース
生得的知識を示す証拠
冠詞習得に関する最近の研究
まとめ
ミニマリスト・プログラムと言語獲得研究
おわりに

第5章 文処理 澤崎宏一
文処理の研究方法
実験文
実験手法:オフライン実験とオンライン実験
オフライン実験
オンライン実験
文処理の即時性
格助詞の情報を利用した即時処理
語と語の呼応関係を利用した即時処理
関係節を含む文の処理
主語関係節と目的語関係節
主語関係節の優位性が崩れるとき:有生性の問題と袋小路文
関係節と袋小路効果の大きさ:SR文とSOR文
その他の文処理研究
本章のまとめと文処理理論:結びにかえて

第6章 認知意味論 安原和也
プロミネンスの意味論
視点の意味論
メタファーの意味論
メトニミーの意味論
概念ブレンディングの意味論
まとめ

第7章 言語と文字 斎藤伸治
文字とは何か
文字の始まり―シュメル文字について
絵文字から真の文字へ
表音化と決定詞の発達
シュメル文字の構成
シュメル文字からアッカド文字へ
ラテン文字の誕生
エジプト文字と原シナイ文字
フェニキア文字からギリシア文字へ
ラテン文字の成立
現代英語の文字
ラテン文字と英語
現代英語における綴りと発音の乖離
英語の文字の表語性
あらためて、文字とは何か
おわりに

岩波文庫 リスト作りにおいて

岩波文庫 リスト作りにおいて

学生時代からお世話になっている岩波文庫。最近ではスマートフォンで電子書籍を読む時代に変わりつつあるのかもしれませんが、小さくて軽くてコンパクトな文庫本や新書は今も健在で、通勤の合間に読んでいる方はよく見かけますね。

そこから電子書籍で読むか紙媒体で読むかという21世紀らしい問題がありますが、今では少々棲み分けが出来つつあるようで、「調べる」「確認する」という要用には電子書籍が、「学習する」「理解する」という要用には紙媒体が良いと言われております。ただし検証可能な手法を用いた研究では、その差異は実は少ないそうです。The Reading Brain in the Digital Age: Why Paper Still Beats Screens(SCIENTIFIC AMERICAN,November 2013,Volume 309, Issue 5)

ただし、記憶に残るかどうかという項目に関しては差があるようです。ちょっと古い記事を掘り返してしまいましたが、やはり個人的には紙媒体の本で読むのが好きですね。本の種類や個人差はあると思いますが、私にとって読書という行為には、何か娯楽消費としてというよりかは、獲得(内容や知の獲得)としての読書の意味合いが強いからかもしれません。上の研究報告でも「理解度」というところを見ていたりしますが、しかしよくよく考えてみますと、理解した。理解できた。というときの「理解」という言葉の使用には、もちろん記憶のベースがなければなりませんが、その意味内容等を記述できるかどうかという点が、他者に対しても己に対しても了解を得て成り立ちえるかという過程を要求する、そんな使われ方をしている気がします。つまりは「理解」という言葉には「確認」の過程を要求したりするところがあるように思います。もちろんそれは「○○=○」という既に確立された知の形を要求するだけのものではなくて、「自身の言葉の使用をもってその意味内容を書く・論述する」という形の確認を理想として。
理解とは何か (コレクション認知科学 2)

そういった意味で、ブログというツールはとても画期的だな~と思うのですが、その反面インターネットに公開して、他者にも開かれているはずにもかかわらず、「ここは私の世界(ブログ)なのであなたは入ってこないでください」という空気が感じられてしまうのはなぜでしょうね。

もし個々ばらばらのものが輪として横につながることになったら、何か素晴らしいことのように思いますし(おとぼけ)、一石二鳥な感じがします。

実はそんな思いで、2012年くらいに一度、そういった場の提供を試みたことがありました。そのときはPythonで作られてるZopeフレームワーク上で動くPloneとうCMSを使用して作っておりました。ただ資金もなく格安のvpsサーバーを借りたためセキュリティー構築が大変で、主に中国とロシアから辞書攻撃を受け続けてました(笑)乗っ取られはしませんでしたけども。GitHubもまだ対応できてなかったはずで、バージョンアップも手動でいろいろやっていた記憶があります。(Gitのバージョンアップ管理はすごいですね)しかし結局いろいろ手間がかかり停止してしまいました。(力量不足です)黒歴史ではありますがすごく勉強にはなったのでよしとしましょう(笑)。

ただこのPlone(オープンソース)はそいう場の提供に向いているようなシステムで、今もなお注目しております。
現在はもうPlone5だそうで、ITの世界は進化が早いですね。

最近はもう一度挑戦してみようかな~という思いがふつふつと沸いてきております。「ソーシャルネット・ブッククラブ」という構想で、コアな人をターゲットに作りましょうかね。今流行りのクラウドファンディングやってみますか!(笑)

今回の岩波文庫のリスト作成も、岩波文庫のプロモーションも兼ねた思いで始めたものですが、情報配信と共に興味を持っている方々の背中を後押して、手にとってもらいたいわけです。さらに深い思いもありますがここまでにしておきましょう。

話は戻りますが、岩波文庫のリストを作成していて思ったことに、昭和25年より前の作品のいくつかには著者番号がないものがありますね。岩波文庫の初期のころはそいうったところはまだ確立されていなかったのかわかりませんが、リスト作成時にはどう扱うべきかちょっと困り、リストの下の方に詰めておきました。また2000年以降は著者番号のキャパシティーを超えてしまうという問題もあったようで、現在はN112-1のように[N]を先頭にいれて重複をさけているようです。この[N]はそういった意味があるのですね。そして、確か1983年を境に岩波文庫のカバーがグラシン紙から、今現在のPP加工された表示に切り替わることになり、重版されてないものは今も表紙が切り替わっておりません。そんな文庫の中には結構高値で取引されているものもあります。

また、何よりも興味深いのは、グラシン紙をカバーとして使ったことで、日本独特のブックカバー文化に、さらに異なった要用として発展していったのは面白いところです。その流れで蔵書の保存にもグラシン紙やパラフィン紙が使われ始め、あいだに中性紙問題という出来事が契機となって形成されていったように感じます。たぶんパラフィン紙は高いので岩波文庫に使用されていたのはグラシン紙でしょう。

古本用語では「元パラ」といわれたりします。これが残っているか残っていないのかでいろいろ変わってくる場合があるわけです。蔵書においてもパラフィン紙を掛けておこうという文化もそういった背景があってのことなのだと思います。よくわかる一例を記しておきます。

“これだから古本漁りはやめられない。神田の英米文学専門店なら一万円はふんだくられようという代物である。帰宅してからカバーにパラフィン紙を掛け、宝物のように書架に納めたことはいうまでもない。”
『古書の味覚』山下武 青弓社(1993)

このカバー文化は先ほど日本独特といったように、海外ではハードカバーの本に付いているくらいで、呼び名もブックカバーではなくダストジャケット(dust jacket)やブックジャケット(book jacket)と呼ばれております。そして海外のビブリオフィリア(Bibliophilia)愛書家やビブリオマニア(bibliomania)猟書家の方々の本棚は、日本とは違ってそのまんま本が置かれているようです。ただし本が作られてきた歴史は海外の方が早いため、最も古いブックジャケットが見つかったということで、2009年にニュース記事みたいなものが出ててもいます。

それはオックスフォード大学 ボドリアン図書館で発見されたようで、
Friendship’s Offering for 1830. London: Smith, Elder, & Co., 1829“という本だそうです。

dust jacket

A Brief History of the Dust Jacket

ただ記事によりますと、発見されたダストジャケットはなんだかギフト用の包み紙みたいなものに包まれていた物のようで、日本人の感覚でいうブックカバーとはちょっと違うのかな~と思います。dust jacketと言っているわけですから、たぶん「埃を避ける」ことに重点がおかれたものなのでしょう。しかし、他の記事をみますとまた少々異論があるようで、他にももうちょっと古いものがあるのだそうです。

Neues Taschenbuch Von Nürnberg (2 Volumes)

こちらはドイツで出版されたもので、現在出品されて売られています。そのお値段約80万円。高い!

っとこのまま延々と続いてしまいそうなのでここまでにしたいと思います。不定期ながら次回も本について何か書いてみようかなと思います。

第84回シンフォニー古本まつり(岡山県)

第84回シンフォニー古本まつり(岡山県)

第84回シンフォニー古本まつり

期間:2018年6月20日~2018年6月25日
時間:午前10時~午後8時(最終日は午後4時まで)

場所:岡山シンフォニービル1F  自由空間ガレリア

目録:ご希望の方は下記までご請求ください。
〒703-8258 岡山市中区西川原55-3 西川原プラトン202
文藝堂書店 Tel/Fax 086-280-1052 メール fkgjp886@ybb.ne.jp

岡山駅から歩く場合は距離がります。路面電車がお勧めです。
路面電車 岡山電気軌道 東山線 岡山駅前⇒城下で下車 (片道100円区間)

幸福とは何か

幸福とは何か

ソクラテスからアラン、ラッセルまで
長谷川 宏 著
2018年6月20日 発売中
中公新書
中央公論新社

幸福とは何か

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幸福とは何か。この問いに哲学者たちはどう向き合ってきたのか。共同体の秩序と個人の衝突に直面した古代ギリシアのソクラテス、アリストテレスに始まり、道徳と幸福の対立を見据えたイギリス経験論のヒューム、アダム・スミス。さらに人類が世界大戦へと行きついた二〇世紀のアラン、ラッセルまで。ヘーゲル研究で知られる在野の哲学者が、日常の地平から西洋哲学を捉えなおし、幸福のかたちを浮き彫りにする。(引用)

寛容についての手紙

寛容についての手紙

ジョン・ロック 著
加藤 節、李静和 訳
2018年6月16日 発売中
岩波文庫
岩波書店

寛容についての手紙

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迫害,拷問,殺戮が,宗教の名によって横行した17世紀ヨーロッパ.信仰を異にする人びとへの「寛容」はなぜ護られるべきなのか? 本書は,この難問に対するロックの到達点.政治と宗教の役割を峻別し,人々の現世の利益を守るのは為政者の任務だが,魂の救済については宗教に委ねられる.後世に多大な影響を与えた「政教分離」の原典(引用)

精神現象学第二版

精神現象学第二版

G.W.F.ヘーゲル 著
牧野 紀之 訳
2018年6月15日 発売中
未知谷

精神現象学第二版

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読解の正確さ、註釈の親切さ、訳文の読みやすさで評価の高い牧野訳 待望の第二版!
湧き出ずる論理の展開に先走るヘーゲルの原文を精緻に読み込み先達学兄の業績を踏まえた上で、本文のみでその思想が理解できるよう分かり易く言葉を補った訳。原書との格闘の跡も生々しい補注も豊富で後覚の者必携の一書。第一版に注と訳者による付録論文、索引を追加。(引用)

序言(科学的認識について)
序論〔精神現象学で扱われる意識とそれを扱う方法〕
第一部 意識
第一章 感性的確信、あるいは「これ」と「つもり」
第二章 知覚、あるいは物と錯覚
第三章 力と悟性、現象と超感覚的世界
第二部 自己意識
第四章 自己確信の真相

第三部
第五章 理性の〔主観的〕確信から〔客観的〕真理へ
第六章 精神
第七章 宗教
第八章 絶対知

付録
付録1 知識としての弁証法と能力としての弁証法
付録2 ヘーゲルにおける意識の自己吟味の論理
付録3 恋人の会話(精神現象学の意味)
付録4 金子武蔵氏と哲学
付録5 ヘーゲルの Wissenschaft をどう訳すか

謙虚さと正直さとを――訳者のあとがき――

浄土思想史講義

浄土思想史講義

聖典解釈の歴史をひもとく
平岡 聡 著
2018年6月14日 発売中
春秋社

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インドの龍樹・世親から中国の曇鸞・道綽・善導、そして法然・親鸞まで。「聖典解釈による仏教変容」をテーマに、「浄土教の思想史」を語る画期的論考。「再解釈/脱皮/変容」をキーワードに仏教のダイナミズムを問う。

序章 変容の背景
一 聖典解釈という問題
二 仏教における言葉の問題
第一章 浄土教前史
一 阿弥陀仏と極楽浄土の起源
二 実践に関する思想
第二章 インドの浄土教
一 浄土三部経と般舟三昧経
二 龍樹――難行道と易行道
三 世親――瑜伽行唯識の浄土教
第三章 中国の浄土教
一 曇鸞――自力と他力
二 道綽――聖道門と浄土門
三 善導――中国浄土教の大成
第四章 日本の浄土教
一 法然――念仏のアイデンティティ変更
二 親鸞――大乗仏教としての浄土教
終章 変容する浄土教
一 仏教変容のダイナミズム
二 変容は必然

アリストテレス哲学入門

アリストテレス哲学入門

(オンデマンド出版)
出 隆 著
2018年6月13日 発売中
岩波書店

アリストテレス哲学入門

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日本のアリストテレス研究の創始者の一人である著者が、戦前から幾度も刊行し彫琢した入門書の最終形。生涯・著作・学説の概要を述べ、学説の部門ごとにこの「万学の祖」の諸著作を整理してそれぞれ重要部分の抄訳を提示し、注釈で解説する。巻末には用語と人名の索引を配する。人と思想を原典に即して知るハンドブック。

第1章 アリストテレスの生涯・著作・学説
第2章 学問とその方法
第3章 第一哲学(形而上学)
第4章 自然学(心理学を含む)
第5章 実践哲学(倫理学と政治学)
第6章 技術―弁論術と作詩術