現代思想 2019年5月号 特集=教育は変わるのか

現代思想 2019年5月号 特集=教育は変わるのか

現代思想 2019年5月号 特集=教育は変わるのか

三省堂書店神保町本店「青土社50周年フェア」開催中!

歴代の売上ベスト作品から今年の話題書まで幅広く取り揃えております。

一押しロングセラー・著者サイン本・稀少本も見つかる!

「青土社50周年フェア」みなさまのお越しをお待ちしております。

詳しくは 青土社50周年フェア 特設サイトをご覧ください!


部活動問題・給特法・大学入学共通テスト
大内裕和、内田良、岡崎勝、佐々木賢 著
青土社
2019年4月27日 発売中

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「ブラック部活動」は社会問題として可視化され、その問題の解決のために議論が重ねられている。また、入試現場でも激変が起こりつつある。センター試験廃止に伴い、「大学入学共通テスト」が導入される。このテストの導入は、国語と英語教育の未来にも大きく影響を及ぼすであろう。小誌で定点的に取り上げている教育諸問題を、最前線、かつ様々な角度から論じていく。(引用)

目次
麻痺する教育現場から問い直す:内田良+大内裕和+岡崎勝
「ブラック部活」を乗り越えて:中澤篤史
教員の長時間労働解消の展望を考える:藤川伸治
教師の定額働かせ放題=「給特法」問題はいかにして広まったか:斉藤ひでみ
教員が我が事を語る言葉を取り返すために――教員の「働き方」改革を問い直す:赤田圭亮
「呪いの言葉」を解くための対抗的キャリア教育:上西充子
「国語」改革における多様性の排除――教材アンソロジーの意義:紅野謙介
高校国語科の曲がり角――新学習指導要領の能力伸張主義、実社会、移民時代の文化ナショナリズム:日比嘉高
英語教育の「市場化」に未来はあるか?:江利川春雄
読解力が危機だ!」論が迷走するのはなぜか?――「読めていない」の真相をさぐる:阿部公彦
未来は誰のものか?――新しい「国語科」の理念と現実:五味渕典嗣
格差と差別をなくすには?:佐々木賢
社会と向き合うことを教えてくれた予備校文化論:小林哲夫
殻に包まれて――アゴラ子ども美術工場の試み:渋垂秀夫
生=痛みを分有するためのわたしたちの生涯学習社会に向けて:冨永貴公
文理の境界とジェンダーの未来:隠岐さや香
ヤングケアラーから問う教育の未来――言語化しづらい「ケア」を可視化し、支援するということ:澁谷智子

ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考

ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考

シリーズ世界の思想
古田徹也 著
角川選書
2019年4月26日 発売中

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哲学の問題すべてを一挙に解決するという、哲学史上最高度に野心的な試み『論理哲学論考』。刊行後、この書が世界の諸学や文化に与えた影響は極めて大きい。ビギナーに向けて、『論考』全体を理解するために必要な本文の抜粋に加え、わかりやすい例示をふんだんに用いながら、この難解なテキストをこれ以上ないほど明快に、論理的に、丁寧に解説。現代哲学を代表する記念碑的著作、その核心を解き明かす画期的な入門書。(引用)

目次
人と作品
『論理哲学論考』
§0 『論理哲学論考』の目的と構成
§1 事実の総体としての世界、可能性の総体としての論理空間
§2 事実と事態、事態と物(対象)
§3 不変のものとしての対象、移ろうものとしての対象の配列
§4 現実と事実
§5 像と写像形式
§6 像とア・プリオリ性
§7 思考と像、像と論理空間
§8 命題と語
§9 名と要素命題
§10 解明と定義
§11 シンボル(表現)と関数
§12 日常言語(自然言語)と人工言語
§13 個別性の軽視、個別性の可能性の重視
§14 言語の全体論的構造節
§15 「言語批判」としての哲学
§16 命題の意味の確定性と、命題の無限の産出可能性
§17 『論考』の根本思想
§18 否定と否定される命題の関係
§19 哲学と科学
§20 要素命題とその両立可能性(相互独立性)
§21 真理表としての命題
§22 トートロジーと矛盾
§23 命題の一般形式1
§24 推論的関係と因果的関係
§25 操作、その基底と結果
§26 操作の定義
§27 世界のあり方と、世界があること
§28 独我論と哲学的自我
§29 命題の一般形式2
§30 論理学の命題および証明の本質
§31 説明の終端
§32 意志と世界
§33 永遠の相の下に
§34 投げ棄てるべき梯子としての『論考』
§35 『論考』序文
コラム1 記号論理学
コラム2 倫理学講話
文献案内
用語の対照表

倫理の起源

倫理の起源

小浜 逸郎 著
ポット出版プラス
2019年4月20日 発売中

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「善」とは何か?
私たちは、ふつう、「道徳」あるいは「善」という理念のようなものがどこかに存在して、それに依拠してみずから生活の秩序を組み立てていると考え、また日々そのように振る舞っている。しかし、では、その「道徳」あるいは「善」とは、どんな姿をとっており、それがいかなる理由によって根拠づけられるのか。プラトン、カント、ニーチェ、J・S・ミル、和辻哲郎を超え、「倫理問題」の拠ってきたるところと、それが含む厄介さについて、徹底的に明らかにする。(引用)

目次

第Ⅰ部 道徳はどのように立ち上がるか
第一章 良心の発生
第二章 善とは何か

第Ⅱ部 西洋倫理学批判
第三章 プラトンの詐術
第四章 イデアという倒錯
第五章 カントの道徳原理主義
第六章 ニーチェの道徳批判
第七章 J・S・ミルの功利主義

第Ⅲ部 人倫がもつ矛盾をどう克服するか
第八章 和辻哲郎の共同体主義
第九章 人間関係の基本モード(1)性愛・友情・家族
第十章 人間関係の基本モード(2)職業・個体生命・公共性

 

著者ブログ「ことばの闘い」
https://blog.goo.ne.jp/kohamaitsuo

オークション再開のお知らせ

オークション再開のお知らせ

哲学堂オークションのお知らせです。

セット物、全集、掘り出し物等のオークション形式ので出品を再開いたしました。

 

 

ただ今 国分寺大古書市にてブースをお借りして販売しておりますが、セット物や全集物など大きなものに関しましては、哲学堂オークションにて放出していきたいと思います。

tetsugakudo_book_storeにて出品しておりますのでぜひチェックしてみてください。

 

ただ今出品中 どんどん追加していきます。

 

波多野精一全集 全6巻 岩波書店 箱あり。

イヨネスコ戯曲全集 全4巻 白水社

社会学ベーシックス 全11巻セット 世界思想社

辻邦生作品 全6巻 河出書房新社

井上円了選集 第8巻第9巻 東洋大学

井上円了選集 第10巻第11巻 東洋大学

井上円了選集 全3巻 東洋大学 創立100年記念出版

井上円了選集 第4巻第5巻 東洋大学

井上円了選集 第6巻第7巻 東洋大学

井上円了選集 第12巻+第13巻 東洋大学

ローマ帝国衰亡史 創刊60年記念 特別復刊 岩波文庫 全10冊

John Dewey-Critical Assessments (Critical Assessments of Leading Philosophers)

カール・レーヴィット全書 全9巻 J.B. Metzler Verlag

新メガ Marx-Engels-Gesamtausgabe 第一部第一巻 2分冊

新メガ Marx-Engels-Gesamtausgabe 第一部第十二巻 2分冊

新メガ Marx-Engels-Gesamtausgabe 第一部第三巻 2分冊

新メガ Marx-Engels-Gesamtausgabe 第一部第十一巻 2分冊

新メガ Marx-Engels-Gesamtausgabe 第一部第十巻 2分冊

現代哲学の冒険 全15巻 岩波書店

DICTIONNAIRE UNIVERSEL DE LA PEINTURE 全6巻 セット

越佐研究 全7巻 復刻版 国書刊行会

国分寺大古書市 哲学堂書店

国分寺大古書市 哲学堂書店

国分寺大古書市が国分寺ミーツショッピングセンター 3Fにて開催されました。

 

普段から古書まつり等には参加しない弊社ですが、この度は国分寺と近いこともあり参加を決定いたしました!(とってもレアです笑)

 

ほぼ哲学書・学術書でワゴンを埋め尽くしております。場違い感が否めないワゴンになっておりますが、200円~500円商品を中心に出品しておりますので、ぜひ掘り出し物を見つけてください。

 

ワゴンの中身は随時入れ替えていきますので、ぜひ何度かお越しいただければと思います。

 

国分寺大古書市は6月2日まで開催しております。

 

商品 追加&入れ替え 後のワゴンの写真はtwitterに載せていきますので、お見逃し無く!

 

それではご来店をお待ちしております。

第二回 国分寺大古書市 神保町いちのいち

第二回 国分寺大古書市 神保町いちのいち

ミーツ国分寺 3階特設会場
時間10:00~21:00
開催期間 4月20日~6月2日

JR中央線、西武国分寺線、多摩湖線、「国分寺駅」直結!
ミーツ国分寺ショッピングセンター 3階特設会場

全国の14店舗が集結
掘り出し物続々入荷中です。

哲学堂書店も参加しております。
少々硬い本ばかりの出品をしておりますが、ぜひお立ち寄りください。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

技術とは何だろうか 三つの講演

技術とは何だろうか 三つの講演

マルティン・ハイデガー 著
森 一郎 訳
講談社学術文庫
3月12日 発売

試し読みはこちら

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20世紀最大の哲学者マルティン・ハイデガーが第二次大戦後に行った「技術」をめぐる三つの講演。瓶(かめ)や橋、家屋といった身近な物から出発し、それらの物がどのようなあり方をしているのかを考え、ついには「世界」に到達する講演「物」と「建てること、住むこと、考えること」、そしてモノとヒトを資源として用いながら膨張を続ける現代技術のシステムを問う「技術とは何だろうか」。(引用)

目次


建てること、住むこと、考えること
技術とは何だろうか
編訳者あとがき

音楽の哲学入門

音楽の哲学入門

セオドア・グレイシック 著
源河 亨、木下 頌子 訳
慶應義塾大学出版会
2019年3月7日 発売

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目次
第1章 耳に触れる以上のもの――音楽と芸術
1 鳥の歌
2 音楽であるもの/音楽的なもの
3 「芸術」に関して
4 音楽と文化
5 美的側面
6 文化、コミュニケーション、スタイル

第2章 言葉とともに/言葉なしに――理解して聴く
1 教養なき知覚
2 純粋主義
3 言語と思考の交わり
4 命題知と技能知
5 音楽の四つの側面
6 歴史、スタイル、美的性質
7 芸術としての音楽、再考

第3章 音楽と情動
1 しるしとシンボル
2 表出と表出的性格
3 ウタツグミ
4 喚起説
5 カルリの悲嘆、アメリカのジャズ、ヒンドゥスターニー・ラサ

第4章 超越へといざなうセイレーンの声
1 実在の語りえなさ
2 美から崇高へ
3 ショーペンハウアーの音楽観
4 崇高さは主観的なものか
5 崇高さの経験
6 例示

啓発された自己愛

啓発された自己愛

啓蒙主義とバルベラックの道徳思想
門 亜樹子 著
京都大学学術出版会
2019年2月28日 発売

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18世紀啓蒙時代――グロティウス、プーフェンドルフの著作の仏訳によって後世に名を残した思想家ジャン・バルベラック(Jean Barbeyrac, 1674―1744)。彼はただ思想を媒介しただけではない。教会の「抑圧されたキリスト教的人間像」に真っ向から対峙し、人間理性の自由と自己の肯定を謳ったその独自の思想は、プーフェンドルフの著書に付した長い序文『道徳哲学史』に見られ、後世のスコットランド学派につながる。紹介者としての一面のみで捉えられこれまで表舞台に現れてこなかった彼の思想を、キリスト教思想の観点から浮き彫りにする未知の試み。(引用)

序章 キリスト教的人間像の変遷と道徳哲学
Ⅰ バルベラックとその時代――自然法学とスコットランド啓蒙
Ⅱ バルベラックはどう読まれてきたか
Ⅲ 本書の視点
1 啓蒙主義と「啓発された自己愛」
2 ティロットスンからアバディーン啓蒙へ――道徳哲学と「明証性の理論」
3 哲学史 ――コモンセンス哲学のフランスへの伝播

第1章 バルベラック『道徳哲学史』と自然法学
Ⅰ はじめに ――スコットランド啓蒙思想とバルベラック
Ⅱ バルベラックと『道徳哲学史
1 バルベラックの生涯と著作
2 『道徳哲学史』の紹介
Ⅲ 『道徳哲学史』における教父批判――教会史および哲学史との比較
1 『道徳哲学史』と教会史
2 『道徳哲学史』と哲学史
3 『道徳哲学史』と『自然法史』
4 聖職者批判と福音道徳
(1) 聖職者批判
(2) 福音道徳と三義務論
Ⅳ 『道徳哲学史』と『娯楽論』
Ⅴ おわりに

第2章 バルベラック『娯楽論』研究序説――福音道徳と理性
Ⅰ はじめに
Ⅱ 「善悪無記の事物」としての娯楽
1 バルベラックの娯楽観
2 労働と娯楽
3 使用と誤用の区別
4 聖書における娯楽
Ⅲ 福音道徳と理性
Ⅳ 節制・正義・信仰心の義務
Ⅴ 節制と欲望
Ⅵ 自己評価と「キリスト教の謙遜」
Ⅶ 自己評価論とキリスト教的人間像
1 ロックにおける「世論ないし世評の法」
2 ニコルとバルベラックの自己評価論
Ⅷ おわりに――「真のキリスト教徒」と『娯楽論』

第3章 バルベラックの「啓発された自己愛」
Ⅰ はじめに
Ⅱ プーフェンドルフの自然状態論
1 ホッブズへの反論
2 スピノザへの反論
3 自然状態における「正しい理性」
Ⅲ 「正しい理性」と「啓発された自己愛」
1 自然法と「正しい理性」
2 社交性と「啓発された自己愛」
Ⅳ 「自己への義務」と「啓発された自己愛」
Ⅴ おわりに ――バルベラックとニコルの自己愛概念

第4章 ティロットスンのキリスト教的人間像(感覚・理性・信仰)――バルベラックの思想との関連性をめぐって
Ⅰ はじめに
Ⅱ バルベラックのキリスト教的人間像
1 洗練可能な人間本性
2 理性への信頼――懐疑論批判
Ⅲ ティロットスンのキリスト教的人間像――感覚・理性・信仰
1 神からの賜物としての感覚と理性
2 感覚と信仰
(1) 感覚の確実性――実体変化批判をめぐって
(2) 実体変化批判の反響
(3) ティロットスンの信仰概念
(4) 聖書における信仰と感覚
3 理性と信仰
(1) 理性の光と信仰の光の一致
(2) 合理的な宗教と教父への評価
4 感覚と理性――ティロットスンとケンブリッジ・プラトニスト
Ⅳ おわりに

第5章 「直観」の哲学史――「道徳科学」と「精神哲学」
Ⅰ はじめに
Ⅱ ビーティとキャンブルの明証論――直観と常識
1 ビーティの道徳哲学体系
2 ビーティの明証論
3 キャンブルの明証論
4 ビーティとキャンブルの明証論の比較
Ⅲ ヒューム批判と直観的原理――キャンブル,ビーティ,リードを中心に
1 ヒュームの奇跡論への批判 ――証言と経験
2 直観的原理と「信じやすさ」
3 ビーティの懐疑論批判
4 リードの観念理論批判
Ⅳ プレヴォとドゥーガルド・ステュアートのカント解釈
1 プレヴォの経歴と著作活動
2 プレヴォの『近代哲学三学派』――カント哲学の紹介
(1) スコットランド学派
(2) フランス学派
(3) ドイツ学派
3 ドゥーガルド・ステュアートのカント解釈――カドワースとの類似性の指摘
Ⅴ おわりに

終章 スコットランド哲学のフランスへの伝播
――ジェランド『哲学体系比較史』をめぐって

付録1 バルベラックの著作目録
付録2 ブッデウス『自然法史』(ジョンスン版)
付録3 ティロットスン著作集と仏訳版における説教の収録順
付録4 ジョゼフ=マリ・ドゥ・ジェランド『哲学体系比較史――人知原理との関連性』

ヤスパース 暗黙の倫理学

ヤスパース   暗黙の倫理学

〈実存倫理〉から〈理性倫理〉へ
中山剛史 著
晃洋書房
2019年2月23日 発売

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ヤスパース哲学は「倫理学」といえるのか。「倫理学」からは一歩距離を置いていたヤスパース哲学を、実存的な〈訴えかけの倫理〉として浮き彫りにすることにより、そのアクチュアリティーを問い直す試み。ヤスパース倫理思想の新たな相貌に光を当てる。(引用)

目次
はじめに
序論
1. 本書の目的
2. 本書の概要とその位置づけ

第1章 「倫理学」としてのヤスパース哲学
1.ヤスパース哲学は「倫理学」か
(1)ヤスパース哲学における「倫理学」の不在と遍在
(2)「倫理学」という言葉の二義性
(3)「暗黙の倫理学」としてのヤスパース哲学
2.ヤスパースの「倫理学」理解――『世界観の心理学』から『哲学』まで
(1)『世界観の心理学』の場合
(2)「倫理学」についての初期の遺稿
(3)主著『哲学』における「倫理学」の用法
3.「哲学的倫理学」の可能性とその行方
(1)「哲学的倫理学」とは何か
(2)自己存在の実存的自覚と実存的現実の開明
(3)「哲学的倫理学」の行方
4.総括――ヤスパースの「暗黙の倫理学」

第2章 〈実存倫理〉のメルクマール
1.〈実存倫理〉の成立とその位置づけ
(1)〈実存倫理〉という解釈をめぐって
(2)ヤスパースの〈実存倫理〉への道――キルケゴールとニーチェ
(3)ヤスパースにおける「実存」概念の成立
2.「自由」への訴えかけの倫理
(1)自由――ヤスパースの〈実存倫理〉の根本意図
(2)根源的な被贈性にもとづく「実存的自由」
3.実存の無制約性の倫理
(1)実存の「無制約性」とは何か
(2)「限界状況」に面しての無制約性の覚醒
4.実存の歴史性と歴史的一回性
(1)普遍妥当的真理と歴史的真理
(2)「歴史的規定性」の限界状況――〈狭さ〉から〈深さ〉への転換
(3)実存の歴史性の三つの契機
5.「交わり」の倫理
(1)限界状況としての交わり――愛しながらの闘い
(2)「交わり」における実存の倫理
6.総括――実存の「歴史的無制約性」の倫理

第3章 〈実存倫理〉と〈普遍倫理〉の両極的弁証法
1.ヤスパースのカント倫理学解釈
(1)カントの〈普遍倫理〉とヤスパースの〈実存倫理〉
(2)『世界観の心理学』における「普遍妥当性」の両義性
(3)〈格率の普遍化可能性〉の問題
(4)ヤスパースからみたカント倫理学の限界点
2.『実存開明』における「法則」と「実存」の緊張関係
(1)「法則としての自由」と「実存的自由」
(2)法則と実存との一致――法則のパトス
(3)無制約性の解釈形式としての「法則」
3.客観的当為と実存的当為の両極的弁証法
(1)『実存開明』における「当為」の概念規定
(2)客観的当為の実存的なわがもの化
(3)客観的当為の実存的突破――「例外者」の倫理
4.総括――〈普遍倫理〉から〈実存倫理〉への実存倫理的転回
(1)法則の普遍妥当性から〈歴史的一回性における永遠性〉へ
(2)〈法則倫理〉から〈交わりの倫理〉へ

第4章 〈実存倫理〉から〈理性倫理〉へ
1.〈実存倫理〉の陥穽と「理性」の必要性
(1)実存の無制約性と「狂信的な真理のパトス」
(2)「交わり」という契機
(3)「理性」という契機
2.後期ヤスパースにおける「理性」の根本特徴
(1)ドグマや固定化を突き破る「限りない開放性」
(2)あらゆる根源と真理をあらわにする開示化の運動
(3)あらゆる包括者の諸様態を結びつける「紐帯」
(4)「普汎的な共生」を希求する「全面的な交わりへの意志」
(5)総括――突破と結合を希求する開かれた根本態度
3.〈実存倫理〉と〈理性倫理〉の関係――相即性と両極性
(1)〈理性倫理〉という解釈の妥当性
(2)「実存」と「理性」の相即性と両極性
(3)「実存的交わり」と「理性的交わり」の関係
4.〈実存倫理〉から〈理性倫理〉への展開
(1)「善悪」論文における〈理性倫理〉への注目
(2)『反理性』および政治論における〈理性倫理〉への移行
(3)「理性」のモチーフの出現の必然性
5.〈理性倫理〉への転換としての「回心」
(1)『反理性』における「理性」への実存的決意――「誠実性」のエートスへの転換
(2)〈実存倫理〉と〈理性倫理〉との連結点としての「回心」のモチーフ
6. 総括――〈実存倫理〉から〈理性倫理〉へ

第5章  補論――包括者論と哲学的倫理学
1.包括者論の根本意図――その倫理的・実践的意義
(1)「包括者」の思想と「哲学的根本操作」
(2)「一なる包括者」と「包括者の諸様態」
(3)「包括者の諸様態」論の意図――「神が語りうる空間」を確保する
(4)「存在意識の変革」としての包括者論――〈広さ〉と〈深さ〉への変革
2.包括者論における真理と倫理の多次元性
(1)「包括者の諸様態」における真理の諸様態
(2)「包括者の諸様態」における倫理の諸様態
(3)「包括者の諸様態」における〈実存倫理〉と〈理性倫理〉の位置づけ
3.総括――包括的な「哲学的倫理学」の再構築の可能性

結論

あとがき
参考文献