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倫理の起源

小浜 逸郎 著
ポット出版プラス
2019年4月20日 発売中

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「善」とは何か?
私たちは、ふつう、「道徳」あるいは「善」という理念のようなものがどこかに存在して、それに依拠してみずから生活の秩序を組み立てていると考え、また日々そのように振る舞っている。しかし、では、その「道徳」あるいは「善」とは、どんな姿をとっており、それがいかなる理由によって根拠づけられるのか。プラトン、カント、ニーチェ、J・S・ミル、和辻哲郎を超え、「倫理問題」の拠ってきたるところと、それが含む厄介さについて、徹底的に明らかにする。(引用)

目次

第Ⅰ部 道徳はどのように立ち上がるか
第一章 良心の発生
第二章 善とは何か

第Ⅱ部 西洋倫理学批判
第三章 プラトンの詐術
第四章 イデアという倒錯
第五章 カントの道徳原理主義
第六章 ニーチェの道徳批判
第七章 J・S・ミルの功利主義

第Ⅲ部 人倫がもつ矛盾をどう克服するか
第八章 和辻哲郎の共同体主義
第九章 人間関係の基本モード(1)性愛・友情・家族
第十章 人間関係の基本モード(2)職業・個体生命・公共性

 

著者ブログ「ことばの闘い」
https://blog.goo.ne.jp/kohamaitsuo

カント哲学の核心

『プロレゴーメナ』から読み解く
御子柴 善之 著
2018年9月25日 発売中
NHK出版

カント哲学の核心

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主著『純粋理性批判』を書いたあと、周囲の無理解に悩まされたカントは自分でその要約版『プロレゴーメナ(序説)』を書いていた。懇切丁寧な解説で人気の高い著者が、要約版からカントの最も主張したかったことをクリアに取り出して提示する、目からウロコの入門書。(引用)

第一章 「序文」からカントの自負を読む
第二章 「緒言」からカントの問い方を読む
第三章 「数学」がどうして可能なのかを問うてみる
第四章 「自然科学」がどうして可能なのかを問うてみる
第五章 コペルニクス的転回の射程
第六章 独断論的な形而上学を批判する
第七章 理性の限界を見定める
第八章 カント自身の「答え」を確認する

カントの「悪」論

中島 義道 著
2018年9月12日 発売中
講談社学術文庫

カントの「悪」論

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カント倫理学の中で「悪」はどのように扱われているのだろうか。カント倫理学にはアディアフォラ(道徳的に善くも悪くもない領域)が開かれていない。その倫理学に一貫しているのは徹底した「誠実性の原理」である。人間における快や幸福追求の普遍性と、その中心に「自己愛」があることを認めながら、そうした「幸福の原理」を従わせ、理性が道徳的善さの条件として命ずる「誠実性」とは何か。また、人間が悪へと向かう性癖と、根本悪、道徳的善さに至る前提としての「自由」とは。絶対的に普遍的な倫理学を確立しようと努力を惜しまなかったカントが洞察した善と悪の深層構造を探る。(引用)

第一章 自然本性としての自己愛
第二章 道徳法則と「誠実性の原理」
第三章 自由による因果性
第四章 悪への自由・悪からの自由

カント批判-『純粋理性批判』の論理を問う

冨田恭彦 著
2018年8月29日 発売中
勁草書房

カント批判-『純粋理性批判』の論理を問う

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ロックやバークリの研究者として、またローティの著作の翻訳者として知られる著者が、カント哲学の批判的な読解を試みる一連の仕事の完結篇。『純粋理性批判』におけるカントの超越論的観念論が、明証必然的な理論を標榜しつつも実は自然科学の知見を密かな基盤としていたことを明らかにし、時代の子としてのカントの実像に迫る。(引用)

第1章 「独断のまどろみ」からの不可解な「覚醒」──「唯一の原理」への奇妙な道筋
はじめに
1 カントの説明
2 ヒュームの議論
3 補説・『人間知性についての研究』の場合
4 カントの奇妙な対応(一)──ヒュームが最初から経験論者であったにもかかわらず
5 思考実験──もしも基になる印象が見つかったとしたら、カントはどうするつもりだったのか
6 カントの奇妙な対応(二)──「関係の観念」は印象や感覚ではありえないにもかかわらず
7 関係の観念の特殊性──ロック・バークリ・ヒューム
8 「唯一の原理」への道

第2章 ロックの反生得説とカントの胚芽生得説──カントが言うほどカントとロックは違うのか?
はじめに
1 カントのロック評──私はロックとはこのように違う
2 なぜ経験由来であってはならないのか──必然性の問題
3 ロックの反生得説
4 「機会」・「胚芽」・「素質」
5 ロックの実際の議論(一)──カントが言うのとは違っている
6 ロックの実際の議論(二)──「単一性」の観念の場合
7 ロックの実際の議論(三)──狭義における「実体」観念の場合
8 カント自身の反生得説
9 人間に固有のものなのか?
10 「胚芽」と「素質」・再考──人類学主義
11 ロックの「規約主義」

第3章 カントはロックとヒュームを超えられたのか?──アプリオリ化の実像
はじめに
1 ヒュームによるロックのなぞり
2 「図式」論──カントはロックやヒュームを乗り越えてはいない
3 知覚判断と経験判断
4 カント説のもう一つの謎──必然性をめぐる循環
5 自然科学を基盤とした形而上学

第4章 そもそも「演繹」は必要だったのか?──自身の「経験」概念の絶対化
はじめに
1 客観的演繹と主観的演繹
2 客観的演繹の要
3 カント自身の「経験」理解が基盤となって
4 カントの議論の実際
5 カントの立論の論理構造
6 純粋知性概念(カテゴリー)の導出・再考
7 カントの循環

第5章 判断とカテゴリーの恣意的な扱い──カントの隠れ自然主義
はじめに
1 「判断の量」と「量のカテゴリー」
2 「判断の質」と「質のカテゴリー」
3 論理のすり替え
4 「図式」論におけるカントの説明
5 「直観の公理」
6 「直観」と「感覚」の区別
7 「知覚の予想」
8 ロックと比較して
9 今日の自然科学においては
10 古代ギリシャ以来の伝統
11 伝統的論理学の視点の不当な使用
12 「判断の関係」と「関係のカテゴリー」
13 原則と自然科学の原理の深い関係
14 カントの隠れ自然主義再説
15 カントの循環再説──何のための「演繹」か?

第6章 空間の観念化とその代償──議論の浅さとその不整合の意味するもの
はじめに
1 「空間について」──「形而上学的究明」と「超越論的究明」
2 序にあたる部分──「外的感官」と「内的感官」
3 「空間について」──本論の基本的議論
4 第二版での「形而上学的究明」と「超越論的究明」
5 幾何学の可能性
6 「多様なもの」とその「結合」
7 ロックの場合(一)──観念の複合化と知識
8 ロックの場合(二)──単純観念と識別
9 空間中の対象と、多様なもの
10 モリニュー問題から
11 空間再考、そして、残された問題

明日の前に

超越論的なものは、新たな生を開始する
カトリーヌ・マラブー 著
平野 徹 訳
人文書院

明日の前に

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カトリーヌ・マラブー ジャック・デリダに師事し、フランス出身の女性哲学者。
カント以降の哲学を相関主義として剔抉し、哲学の〈明日〉へ向かったメイヤスーに対し、現代生物学の知見を参照しつつカント哲学の読み直しを試みた注目作。理性のあらゆる経験に先立つとされるアプリオリなものは、もはや役立たずの概念なのか。遺伝子と環境のかかわりを探求するエピジェネティクスを手掛かりに、カントに、そして哲学そのものに新たな力を賦活する。(引用)

第一章 『純粋理性批判』のパラグラフ27
第二章 懐疑的態度におちいるカント読解
第三章 発生と後成的作用の差異
第四章 カントの「最小の前成説」
第五章 胚、種、種子
第六章 「新懐疑論」的テーゼとその進化
第七章 後成説からエピジェネティクスへ
第八章 暗号(コード)から書物へ
第九章 還元しがたきフーコー
第十章 時間、まったき問い
第十一章 〈一致〉はない
第十二章 袋小路のなかで
第十三章 合理性の後成的パラダイムに向けて
第十四章 超越論的なものを放棄することはできるのか

※初版第1刷 印刷ミス
・244頁、7行目、「後世説」→「後成説」
・352頁、5行目、「と迅速な仕事ぶりで訳者を支えて」をトル

世界の哲学者の言葉から学ぼう

100の名言でわかる哲学入門
小川 仁志 著
2018年5月17日 発売中
教育評論社

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ニーチェ、カント、アラン、サルトル、フロム…

哲学者が残した珠玉の名言には、

人生の悩み、ものの考え方、仕事、人間関係など、世の中に関するヒントが満載!

第1章 哲学の始まり(古代ギリシア、中世、ルネサンス)
第2章 哲学の高まり(近世、近代)
第3章 哲学の展開(現代―反近代の思想)
第4章 哲学の拡散(現代―ポスト構造主義以後)
第5章 東洋の哲学(中国、日本)

本質がわかる哲学的思考

本質がわかる哲学的思考
平原 卓 著

4月19日 発売中
ベストセラーズ

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哲学入門の次はコレを読め!知識だけじゃない哲学的思考を身につける。プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル、ニーチェ、ヴィトゲンシュタイン、フッサール―古今の哲学者たちはいかに考えたか。

プラトンからフッサール、ウィトゲンシュタインまで。古代から近現代へと哲学の変 遷をたどることによって、ただの知識だけではなく、哲学を実際に活用するための哲 学的思考を身につける。

序章 哲学の方法 より深く考えるために
第一章 本質の哲学 「対話」という方法
第二章 道徳と良心 自由と善をつなぐもの
第三章 共通了解 言葉と可能性