5月 2018Archive

フランス認識論における非決定論の研究&キルケゴールとデンマーク哲学&理系の学生と学ぶ倫理

フランス認識論における非決定論の研究&キルケゴールとデンマーク哲学&理系の学生と学ぶ倫理

『フランス認識論における非決定論の研究』
伊藤邦武 著
2018年5月30日 発売中
晃洋書房

フランス認識論における非決定論の研究

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19世紀末から20世紀初頭にかけて、フランス第三共和政時代に展開された非決定論。3人の思想家、ブートルー、ポアンカレ、デュルケームを中心に彼らの哲学的議論の内容を概観し、今日の哲学的反省に対する意味を検討する。

『キルケゴールとデンマークの哲学・神学』
アドルフ・アドラー 著
フレデリック・クリスチャン・シバーン 著
大坪哲也 訳
2018年5月30日 発売中
晃洋書房

キルケゴールとデンマークの哲学・神学

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キェルケゴールは当時とても影響力が強かったヘーゲル哲学・ヘーゲル主義の批判者としても知られているが、ヘーゲル哲学がそんな彼とデンマークに与えた影響を2人の思想家、アドラーとシバーンのヘーゲル哲学に関わる主要著作を収録。ヘーゲル哲学の影響史を紐解く上でも重要な一冊

『理系の学生と学ぶ倫理』
上杉敬子 著
2018年5月30日 発売中
晃洋書房

理系の学生と学ぶ倫理

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理系の学生に向けた、いちばんやさしい技術者倫理の本。製品やシステムに問題が起きたとき、誰の立場に立って考えるのが最適かなど、倫理的問題に直面したときの思考のツールを紹介する。

古典ギリシア語入門 CD付

古典ギリシア語入門 CD付

書物復権2018年
池田 黎太郎 著
2018年5月26日 発売中
白水社 新装復刊版

古典ギリシア語入門

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詩、悲劇、喜劇、歴史、哲学、科学などの分野においてすぐれた作品を古典時代に生み出し、西欧の文化と学問の源泉であるギリシア語。しかし同時に“It’s Greek to me.”と言う表現があるように、非常に難解な言語でもあります。この文法書は、簡略にしてポイントを押さえた文法解説と、豊富な練習問題で、くじけることなく習得への道がひらけるように配慮しました。全問題に解答・音声付きの画期的入門書。簡潔にして本格的。
(引用)

ギリシア語のアルファベット
発音
屈折変化
動詞変化
現在時制
名詞変化(第一・第二変化)
冠詞
未来時制
未完了過去時制
形容詞の変化〔ほか〕

新装版 スピノザ エチカ抄

新装版 スピノザ エチカ抄

書物復権2018年
スピノザ 著
佐藤 一郎 訳
2018年5月28日 発売中
みすず書房 新装版

スピノザ エチカ抄

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スピノザは無神論者として、死後もしばらくはその名を口にするのが憚られ、著作も表立っては流布されることが難しかった。だが時を経て、レッシング、ゲーテなどのドイツの文学者が先駆けになって共感を呼び集め、さらにドイツ観念論の哲学者たちによってその哲学が議論の的になるまでの思潮は、スピノザ・ルネッサンスと呼ばれる。スピノザほど多くの人々を共感で惹きつけた哲学者はおそらくいない。
(引用)

第一部 神について
第二部 精神の自然の性と起源について
第三部 感情の起源と自然の性について〔抄〕
第四部 人間の奴隷状態、あるいは感情の勢力について〔抄〕
第五部 知性の力、あるいは人間の自由について

新装版 アーレント=ハイデガー往復書簡

新装版 アーレント=ハイデガー往復書簡

書物復権2018年 みすず書房
ハンナ・アーレント 著
マルティン・ハイデガー 著
ウルズラ・ルッツ 編集
大島かおり、木田元 訳
2018年5月28日 発売中
みすず書房 新装版

アーレント=ハイデガー往復書簡

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1925-75年の手紙とその他の文書
まなざし
再会

エピローグ

補遺
文書1から168までについての注記
遺稿からの補足的記録文書
編者のあとがき

訳者あとがき

人名索引
文献一覧
略号/略記されている引用文献
アーレントの言及されている著作
ハイデガーの言及されている著作
収録文書一覧

ハイデガーの詩

認知言語学とは何か

認知言語学とは何か

あの先生に聞いてみよう
高橋英光、野村益寛、森 雄一 編集
西村義樹、長谷川明香、松本 曜、早瀬尚子、大橋 浩、長谷部陽一郎、岡田禎之、大堀壽夫、本多 啓 著
2018年5月23日 発売中
くろしお出版

認知言語学とは何か

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これまでの入門概説書・教科書は、道具立てや事例研究の紹介にとどまりがちであり、「認知言語学とは何か」「なぜこんなことを問題にするのか」といった問いに答えようとするものはあまりないように思われる。そのため、認知言語学が全体として何をどのように目指しているのかという問題意識が、学部学生はもちろんのこと、認知言語学を専攻する大学院生にも十分あるとは言いがたいのが現状である。その結果、プロトタイプ、メタファー、イメージ・スキーマといった用語を振り回せば認知言語学になると思われたり、しばしば論文に図が多く含まれることから「お絵描き」言語学のように揶揄されたりすることもある。さらには、「認知言語学者たちは、(中略)自分たちは認知の知られざる部分について何の発見もするつもりのないことを告白すべきであろう」(今井邦彦『言語理論としての語用論』2015年、開拓社、p.180)といった批判も招いている。
こうした現状は、認知言語学の裾野を広げるだけでなく、全体のレベルを上げていく上でも改善、打開する必要がある。このような観点から、認知言語学の基本をひと通り勉強した人なら誰もが抱くような11の疑問について「そうだ、あの先生にきいてみよう! 」というわけで適任の認知言語学者に執筆を依頼して出来上がったのが本書である。

第1章 認知言語学のどこが「認知的」なのだろうか?
西村義樹・長谷川明香 著

第2章 認知言語学の文法観はどこが独自なのだろうか?
野村益寛 著

第3章 認知言語学の意味観はどこが独自なのだろうか?
松本曜 著

第4章 認知言語学は語用論についてどのように考えているのだろうか?
早瀬尚子 著

第5章 レトリックはなぜ認知言語学の問題になるのだろうか?
森雄一 著

第6章 文法化はなぜ認知言語学の問題になるのだろうか?
大橋浩 著

第7章 コーパスを利用することで認知言語学にとって何がわかるだろうか?
長谷部陽一郎 著

第8章 認知言語学は言語普遍性、個別言語の特殊性についてどのように考えているのだろうか?
岡田禎之 著

第9章 認知言語学は言語習得・言語進化についてどのように考えているのだろうか?
大堀壽夫 著

第10章 認知言語学はヒトの認知について何かを明らかにしたのだろうか?
本多啓 著

第11章 認知言語学はどこへ向かうのだろうか?
高橋英光 著

はざまの哲学

はざまの哲学

野家啓一 著
2018年5月25日 発売中
青土社

はざまの哲学

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どちらでもあり、どちらでもない、哲学的思索のラディカリズム。
未知と既知、科学と哲学、事実と虚構、記憶と忘却。
背反するどちらか一方に定位するのではなく、その〈はざま〉で紡がれた思索が、わたしたちの日常に深く根ざした「真理」や「常識」に揺さぶりをかける。
科学哲学、分析哲学、現象学、物語り論の境界線上に、しなやかな文体で刻まれた、哲学的探究の軌跡。

Ⅰ未知と既知のはざま―哲学のために
1哲学とは何か―科学と哲学のはざまで
未知と既知のあいだ
自然哲学から自然科学へ
自然主義と心脳因果
コスモロジーの復権
おわりに

2哲学のアイデンティティ・クライシス
哲学は何の役に立つのか?
「有用性」とスローサイエンス
哲学無用論(Ⅰ)―自然主義の挑戦
哲学無用論(Ⅱ)―ローティの「哲学の終焉」論
哲学に何ができるか

Ⅱ科学と哲学のはざま―科学哲学
3「真理」の構成的側面―プラトニズムとニヒリズムのはざまで
等身大の真理を求めて
言語行為論
パラダイム論
直観主義
「人間の顔」をした真理

4マッハ科学論の現代的位相―実証主義と反実証主義のはざまで
マッハ評価の推移
マッハと世紀末思想
「実証主義」への反逆
『感覚の分析』と現象学
「物理学的現象学」の構想

5科学と形而上学のはざまで―ホワイトヘッド『科学の近代世界』再読
精密さはつくりもの
ホワイトヘッドの科学革命論
科学と形而上学
物語り論と因果性

Ⅲ言語と哲学のはざま―現象学と分析哲学
6フッサール現象学と理性の臨界
最後のデカルト主義者
理性の不安
「乏しき時代」の哲学者
身体・地平・大地
「故郷世界」としてのヨーロッパ
遺産相続人たち

7言語の限界と理性の限界――分析哲学からポスト分析哲学へ
理性批判と理性の危機
言語批判と言語の限界
ポスト分析哲学への道

8「分析哲学」私論―親和と違和のはざまで
居心地の悪さ
分析哲学=科学哲学?
分析哲学vs. 大陸哲学
ポスト分析哲学
私にとっての分析哲学

Ⅳ科学と社会のはざま―科学技術社会論
9「情報内存在」としての人間―知識と情報のはざまで
情報の「意味」と「価値」
情報の語用論
情報の人間学

10科学技術との共生―技術主義と精神主義のはざまで
科学・技術・科学技術
科学者のエートス―CUDOSとPLACE
科学技術とリスク社会
科学的合理性と社会的合理性
科学技術のシヴィリアン・コントロール

Ⅴ記憶と忘却のはざま―東北の地から
11東北の地から―震災と復興のはざまで
哲学に何ができるか
災害ユートピア
風土と「殺風景」
宮沢賢治と物語の力
信頼の危機
トランス・サイエンスの時代
「リスク社会」を生きる
受益圏と受苦圏
世代間倫理と「七世代の掟」
「CUDOS」から「RISK」へ

12「今を生きる」ということ―記憶と忘却のはざまで
良寛の言葉
物語の力
トランス・サイエンスの時代
未来世代への責任

キルケゴールの実存解釈

キルケゴールの実存解釈

自己と他者
河上正秀 著
2018年5月25日 発売中
春風社

キルケゴールの実存解釈

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キルケゴールはいかに受容されてきたのか。レヴィナス、デリダ、ウィトゲンシュタインらの解釈をたどり、その現代性を明らかにする。

第Ⅰ部 主体と他者
第1章 自己と他者―実存の思想から他者の思想へ
第2章 実存から他者へ―レヴィナス、デリダの読解
第3章 実存論的主体の他者論的転回―K・レーヴィット
第4章 非同一の主体性
第Ⅱ部 受容と解釈
第1章 ウィトゲンシュタインのまなざし
第2章 解釈と生―田辺元の「実存」受容の一断面
第3章 実存と倫理
第4章 『現代の批判』とわれわれの「現代」
補遺その1 沈黙と言語
補遺その2 仮名と著作―沈黙の語り出すもの

キリスト教教父著作集 4-II

キリスト教教父著作集 4-II

アレクサンドリアのクレメンス2
ストロマテイス(綴織)
アレクサンドリアのクレメンス 著
秋山 学 訳
2018年5月25日 発売中
教文館

キリスト教教父著作集 4-II

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「アレクサンドリア学派」を代表する初期ギリシア教父クレメンスの主著。異教徒への福音宣教と、異端を論難するため、地上のあらゆる文化的遺産の中にキリスト教の真理が先んじて遣わされていたとして、初期ギリシア哲学者や古典期詩人、史家たちのおびただしい作品を援用した。本書が唯一の典拠となるものもあり、古代哲学史・ギリシア古典文学研究に必須の資料。2分冊のII(第5巻~第8巻)では、「覚知(グノーシス)」に関する論述を中心に、ロゴス論や教会論、聖餐論を展開する。

倫理学の基礎

倫理学の基礎

加藤尚武著作集 第6巻
加藤 尚武 著
2018年5月23日 発売中
未来社

加藤尚武著作集 第6巻

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第4回配本の第6巻。この巻には現代を代表する哲学者による倫理学一般にかんする基本的文献を集めている。1997年に刊行されベストセラーになった『現代倫理学入門』(講談社学術文庫)と1996年刊の『倫理学で歴史を読む』を中心に、「中央公論」に連載された「倫理学講義」をはじめとする単行本未収録論文7篇を収録する。自然にたいする人間の責任を根源的に問い、思想を生きるとはどういうことかを厳しく問いかける。

・単行本未収録論文
・ゆるやかに触れあう異相――倫理学講義
・環境問題に対処する政治的主体の形成
・データの摩耗度と未来文化の設計
・自然の歴史性から見た設計主義の限界
・核廃棄物の時間と国家の時間
・人間と人間でない生物の関係
・持続可能な未来と宗教

著者解題

ツァラトゥストラ&新しい学 上下巻

ツァラトゥストラ&新しい学 上下巻

『ツァラトゥストラ』
ニーチェ 著
手塚 富雄 訳
2018年5月22日 発売中
中公文庫 ニ 2-3
中央公論新社

ツァラトゥストラ

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神の死でニヒリズムに陥ったヨーロッパ精神を、生をありのままに肯定し自由な境地に生きる超人によって克服する予言の書。この近代の思想と文学に強烈な衝撃を与えた、ニーチェの主著を格調高い訳文と懇切な訳注で贈る。文字を大きくした読みやすい新版

『新しい学』上巻
ジャンバッティスタ・ヴィーコ 著
上村 忠男 訳
2018年5月22日 発売中
中公文庫 ウ 11-1
中央公論新社

新しい学 上

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デカルトの科学主義に立ち向かい、人間の歴史の価値に光をあてるヴィーコ。古文献・風習・言語・芸術・貨幣などを読むことで、〈真なるもの〉に迫る

『新しい学』下巻
ジャンバッティスタ・ヴィーコ 著
上村 忠男 訳
2018年5月22日 発売中
中公文庫 ウ 11-2
中央公論新社

新しい学 下

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古代ギリシア・ローマの歴史と思想に探求の歩を進め、文明や社会の成り立ちと実質について考察を展開。「第2巻第4部 詩的政治学」以下を収める。