4月 2018アーカイブ

ホッブズの哲学体系: 「生命の安全」と「平和主義」

ホッブズの哲学体系: 「生命の安全」と「平和主義」

著:ノルベルト・ボッビオ

翻訳:田中浩、中村勝己、千葉伸明

未来社
2018年4月25日 発売中

16世紀の大思想家トマス・ホッブズの哲学の全貌を20世紀イタリアを代表する政治哲学者ボッビオが体系的に読解し、その現代性を提示する。ホッブズ哲学が根底にもつ平和主義と市民社会論の見地から代表作『リヴァイアサン』はもとより『市民論』なども高く評価する。数多くのホッブズ論のなかでも出色の論集。ボッビオ晩年の著作、待望の翻訳。

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目次

第一章 自然法理論の概念モデル
第一節 モデルの諸原理
第二節 さまざまなテーマ
第三節 もうひとつのモデル
第四節 もうひとつのモデルの諸要素
第五節 自然法理論の概念モデルとブルジョア社会
第六節 家族と自然状態
第七節 自然法理論の概念モデル
第八節 ブルジョア家族
第九節 〔自然法理論〕への反対論
第一〇節 自然法の概念モデルの終焉

第二章 ホッブズの政治理論
一 諸著作
二 主要思想
三 方法論
四 人工的人間
五 自然状態
六 万人の万人にたいする戦争
七 正しい理性の指示
八 統一のための信約
九 主権は改変できない
一〇 主権は絶対的である
一一 市民法
一二 主権は分割できない
一三 教会と国家
一四 ホッブズとその批判者たち
一五 ホッブズ解釈

第三章 『市民論』入門
補論 『哲学者と法学徒との対話――イングランドのコモン・ローをめぐる――』入門
第四章 ホッブズの政治哲学における自然法と市民法
第五章 ホッブズと自然法論
第六章 ホッブズと部分社会
第七章 終りにあたって
補論 『ある博学なひとへの手紙という形をとって本人が書いた、マームズベリのトマス・ホッブズの評判、忠誠心、行状、宗教にかんする考察』
ホッブズ研究小史
一 ホッブズについての批判的研究史の起源と初期の頃の研究の発展
二 この三〇年間におけるホッブズをめぐる論争の諸テーマ
ホッブズについての三冊の本
解説 ボッビオのホッブズ論
訳者あとがき

著者:ノルベルト・ボッビオ
イタリアの思想家、法哲学者、政治思想史家。1935年から79年にかけてカメリーノ大学、シエーナ大学、パードヴァ大学、トリーノ大学で法哲学や政治哲学の教授を歴任し、『法の一般理論にかんする研究』(1955年)、『法体系の理論』(1960年)、『自然法思想と法実証主義』(1965年)、その他多数の法哲学関係の著作を発表している。また、『ホッブズからマルクスへ』(1965年)、『ヘーゲル研究――法、市民社会、国家』、『トマス・ホッブズ』(1989年)などの数多くの思想史研究がある。

科学と宗教 対立と融和のゆくえ

科学と宗教 対立と融和のゆくえ

金子務 監修 日本科学協会 編

AI(人工知能)の急進展により、科学と宗教の関係は新たな局面を迎えている。両者の「対立と融和」の歴史を辿り、未来を展望するための11の視座。

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序 科学と宗教の交錯 金子務
第1部
第1章 世界宗教と科学 伊東俊太郎第2章 キリスト教以前の科学と宗教 山口義久
第3章 ガリレオ裁判の真実 田中一郎
第4章 人類文明史の再構築から 嶋田義仁
第5章 イスラームと科学技術 三村太郎
第2部
第6章 宗教と科学の融和と拒絶 正木晃
第7章 原始仏教における知と信 植木雅俊
第8章 脳と心と無意識 前野隆司
第9章 鈴木大拙・折口信夫・宮沢賢治 安藤礼二
第10章 日本文化における知と技と信 荒川紘
第11章 内村鑑三による科学とキリスト教

特別企画 明治維新150年

①三省堂書店 神保町本店 4階

特別企画 明治維新150年

2018年4月11日~12月31日 開催

②書泉グランデ 神保町店 3階 ボードゲーム古書フェア

2018年04月21日 ~ 2018年05月31日 開催中

③書泉グランデ 神保町店 3階 「映画・特撮関連」古書フェア

2018年04月21日 ~ 2018年05月31日 開催中

同じ階にて開催しております。

 

神保町の三省堂書店と書泉グランデはとても近い距離にありますので、神保町にお越しの際は、ぜひお寄りください。

ヒューム 因果と自然

ヒューム 因果と自然
萬屋博喜 著
勁草書房
2018年3月16日発売中
ヒュームの因果論では、因果関係をめぐる意味論的考察、心理学的考察、認識論的考察の三つが複雑に交錯している。本書ではこの関係を整理して議論の構造を包括的に捉えることで、ヒュームが因果関係を理解するという人間の実践の相において因果関係を解明し、人間の自然本性に根差した科学的探究の論理を構築しようとしていたことを明らかにする。
ヒュームの因果論は、正しく評価されてきただろうか?誤解や偏見を丁寧に解きほぐし、意味論的考察、心理学的考察、認識論的考察が複雑に交錯する議論の構造を包括的に捉えることで、綿密なテクスト読解によってその実像に迫る。

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第一章 合理性と帰納推論
1 帰納の問題と整合性問題
2 帰納推理と帰納推論
3 帰納推理と整合性問題
4 帰納推理の正当化
5 本章のまとめ

第二章 蓋然性と帰納推論
1 ヒュームによる蓋然性の種類の区別
2 蓋然性と確率
3 主観的ベイズ主義解釈
4 客観的ベイズ主義解釈
5 帰納推論の心理学的考察が意味するもの
6 帰納推論の正当化
7 本章のまとめ

第三章 因果性と意味理解
1 ニュー・ヒューム論争の発端
2 懐疑的実在論解釈
3 準実在論解釈
4 意味に関するヒュームの見解
5 準実在論解釈の再検討
6 本章のまとめ

第四章 必然性と精神の被決定性
1 問題設定
2 錯誤説解釈
3 表出説解釈
4 本章のまとめ

第五章 法則性と偶然的規則性
1 偶然的規則性の問題
2 ビーチャムとローゼンバーグの解釈
3 ギャレットの解釈
4 本章のまとめ

第六章 確実性と懐疑論
1 理性に関する懐疑論
2 探究に関する懐疑論
3 探究の「論理」と感情の「論理」
4 本章のまとめ

形式論理学と超越論的論理学・新装版

形式論理学と超越論的論理学 新装版
エトムント・フッサール 著
立松 弘孝 翻訳

みすず書房 新装版

12月19日発売中

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認識批判的に学問の基礎づけを行なおうとするフッサールにとって、重大な問題は、論理学の根本法則をいかに現象学的に基礎づけるかということであった。『イデーン』以後、1920年代の講義『受動的総合の分析』をへて、1931年『デカルト的省察』にはじまる後期フッサールに至る過程に書かれた本書(1928年『年報』10巻に発表)は、中期フッサールの代表作であり、『論理学研究』から『危機』書へと進んだフッサールの研究者としての長年の歩みを考えるとき、きわめて重要な書である。

第一篇 客観的な形式論理学の諸構造と範囲

A 形式論理学の伝統から形式論理学の完全な理念への道程
第一章 命題論的分析論としての形式論理学
第二章 形式的命題論と形式数学
第三章 演繹的諸体系の理論と多様体論

B 形式的命題論および形式的存在論としての、形式論理学の二面性についての現象学的解明
第四章 諸対象についての見方と諸判断についての見方
第五章 意味論としての命題論と真理の論理学

第二篇 形式論理学から超越論的論理学へ

第一章 論理学の心理学主義と論理学の超越論的基礎づけ
第二章 超越論的‐論理学的な問題設定の最後の諸疑問、基本概念の諸問題
第三章 論理学が用いる理想化する諸前提と、それら諸前提についての構成的批判
第四章 論理学の諸原理の明証性批判から経験の明証性批判への回帰
第五章 超越論的哲学の問題としての、論理学の主観的基礎づけ
第六章 超越論的現象学と志向的心理学。超越論的心理学主義の問題
第七章 客観的論理学と理性の現象学
結語

エトムント・フッサール
Edmund Husserl
1859-1938。1859年4月8日当時のオーストリア領に生れる。1876年以降ライプチヒ、ベルリン、ウィーンの各大学に学び、1883年学位を得る。1884年ウィーン大学のブレンターノの門下に入り、専攻していた数学から哲学への道を歩む。1906年ゲッチンゲン大学教授となり1916年まで在職。その後1928年までフライブルク大学教授。
主著は、『算術の哲学、心理学的・論理学的研究』(1891)『論理学研究』(1900-01、みすず書房、1968-76)『厳密な学としての哲学』(1911、岩波書店、1969)『純粋現象学及現象学的哲学考案(イデーン)』(1913、みすず書房、1979-2010)『内的時間意識の現象学』(1928、みすず書房、1967)『現象学序説――デカルト的省察録』(1931、創文社、1954)『ヨーロッパ諸学の危機と超越論的現象学』(1936、中央公論社、1974)『現象学の理念』(1950、みすず書房、1965)などがある。

本質がわかる哲学的思考

本質がわかる哲学的思考
平原 卓 著

4月19日 発売中
ベストセラーズ

amazonで見る⇒本質がわかる哲学的思考

哲学入門の次はコレを読め!知識だけじゃない哲学的思考を身につける。プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル、ニーチェ、ヴィトゲンシュタイン、フッサール―古今の哲学者たちはいかに考えたか。

プラトンからフッサール、ウィトゲンシュタインまで。古代から近現代へと哲学の変 遷をたどることによって、ただの知識だけではなく、哲学を実際に活用するための哲 学的思考を身につける。

序章 哲学の方法 より深く考えるために
第一章 本質の哲学 「対話」という方法
第二章 道徳と良心 自由と善をつなぐもの
第三章 共通了解 言葉と可能性

感情の哲学: 分析哲学と現象学

感情の哲学: 分析哲学と現象学
西村 清和 著
2018年4月13日発売中
勁草書房

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第1章 感情の認知理論
第2章 命題的態度の現象学
第3章 感情のトポグラフィー
第4章 感情の義務論
第5章 道徳の情操主義
第6章 合理的利他主義と感情
第7章 芸術と感情

客観的な合理性を追求する分析哲学が個人的で現象学的な感情経験をあつかうときには、どのような問題が生じるのか。またそれはいかにして解決されうるのか。分析哲学と現象学が切り結ぶ地点に立って、あらためて感情の原理論の構築を目指す。

書物復権22 復刊書目が公開されました。

哲学・思想・言語・宗教の項目より抜粋

知の歴史学
イアン・ハッキング/出口康夫、大西琢朗、渡辺一弘訳
初版2012・最終版2013年
岩波書店
ISBN :9784000238779
価格:税込5940円(本体5500円)

瞬間と永遠 ジル・ドゥルーズの時間論
檜垣立哉
初版2010・最終版2011年
岩波書店
ISBN :9784000234825
価格:税込5076円(本体4700円)

ことばと対象
W.V.O.クワイン/大出晁、宮館恵訳
初版1984・最終版2004年
勁草書房
ISBN :9784326198733
価格:税込5076円(本体4700円)

ベーシック・インカムの哲学 すべての人にリアルな自由を
フィリップ・ヴァン・パリース/後藤玲子、齊藤拓訳
初版2009・最終版2009年
勁草書房
ISBN :9784326101924
価格:税込6480円(本体6000円)

クローゼットの認識論 セクシュアリティの20世紀
イヴ・コゾフスキー・セジウィック/外岡尚美訳
初版1999・最終版2011年
青土社
ISBN :9784791770700
価格:税込3024円(本体2800円)

表象の奈落 フィクションと思考の動体視力
蓮實重彦
初版2006・最終版2006年
青土社
ISBN :9784791770687
価格:税込2592円(本体2400円)

古典ギリシア語入門(CD付)
池田黎太郎
初版1998・最終版2010年
白水社
ISBN :9784560087732
価格:税込4860円(本体4500円)

芸術崇拝の思想 政教分離とヨーロッパの新しい神
松宮秀治
初版2008・最終版2009年
白水社
ISBN :9784560096383
価格:税込4320円(本体4000円)

解放された観客
ジャック・ランシエール/梶田裕訳
初版2013・最終版2013年
法政大学出版局
ISBN :9784588140501
価格:税込3024円(本体2800円)

数学の現象学 数学的直観を扱うために
鈴木俊洋
初版2013・最終版2013年
法政大学出版局
ISBN :9784588121500
価格:税込4536円(本体4200円)

スピノザ エチカ抄
スピノザ/佐藤一郎編訳
初版2007・最終版2007年
みすず書房
ISBN :9784622087106
価格:税込3672円(本体3400円)

アーレント=ハイデガー往復書簡 1925-1975
ウルズラ・ルッツ編/大島かおり、木田元訳
初版2003・最終版2003年
みすず書房
ISBN :9784622087113
価格:税込6912円(本体6400円)

生のものと火を通したもの 神話論理Ⅰ
クロード・レヴィ=ストロース/早水洋太郎訳
初版2006・最終版2012年
みすず書房
ISBN :9784622081517
価格:税込8640円(本体8000円)

新装版 歴史と階級意識
ジェルジ・ルカーチ/平井俊彦訳
初版1962・最終版1998年
未來社
ISBN :9784624011437
価格:税込4104円(本体3800円)

新装版 理論と実践 社会哲学論集
ユルゲン・ハーバーマス/細谷貞雄訳
初版1975・最終版1999年
未來社
ISBN :9784624010355
価格:税込6264円(本体5800円)

エコノミメーシス
ジャック・デリダ/湯浅博雄、小森謙一郎訳
初版2006・最終版2006年
未來社
ISBN :9784624932541
価格:税込2376円(本体2200円)

詳しくは紀伊國屋書店 書物復権ページをご覧ください。

新装版 初期ギリシア哲学

初版が発売された1975年からしばらくの間

なかなか入手するにも大変でしたが2014年10月に新装版が出版されました。

amazonで見る⇒新装版 初期ギリシア哲学

2010年ごろは古書でも1万円近くもしていたのが懐かしいです。

良書なだけにあのころは出回っていた数がとても少なかったように思います。

しかし2010年にKindle版では第5版がでていましたので、そちらを参照するのがお財布に優しい方法だったかもしれません。

Kindle版は3ドル近くで買えます。詳しくはこちらへ

 

また辞書や事典は値段のこともありなかなか古書で出ることはないんですよ。

 

もし、ねむっている本がございましたら、哲学堂書店にご用命ください。

お引越し、移転、蔵書整理などで保管場所にお困りでございましたら、哲学堂書店にお任せください。

箱やカバーがない書籍も買取が出来る場合がございます。お客さまの想いと本を共に受け継なげ、再び活かされていく本のライフデザインを考え活動しております。専門書や絶版してしまった書籍は破棄せずに一度お問い合わせください。

哲学堂書店

第27回 池袋西口公園古本まつり

第27回 池袋西口公園古本まつりのお知らせです。

開催期間は4月18日~4月26日の一週間。

10時~20時

池袋西口公園 東京芸術劇場横にて開催しております。


文学・歴史・芸能・美術・絵本・文庫本・掘り出し物多数、50万冊が勢揃い。

(天候により中止になる場合がございます)